「ドライバーは会心の一打だったのに、2打目のミスで大叩き」そんな悔しい経験はありませんか?
実は多くのゴルフ初心者が、スコアを崩す本当の原因である「セカンドショットの考え方」を見過ごしています。
この記事を読めば、もうロングゲームで迷うことはありません。
飛距離に頼らず、賢い戦略でスコアをまとめる「頭の良いゴルフ」を始めましょう。
パー5ロングホールの苦手意識が得意に変わるかもしれません。
ドライバーは完璧。なのにスコアが縮まらない本当の理由!

スコアの分かれ目は、実はドライバーショットの後にあるのかもしれません。
会心の一打が出た後なのに、なぜかスコアがまとまらない。
その原因は、あなたがまだ気づいていない「セカンドショットの考え方」に隠されています。
①OBより痛い? たった1打の「2打目ミス」がスコアを壊すワケ
ドライバーの爽快感とは裏腹に、本当の勝負は2打目から始まります。
ここで無理をしてしまうたった一つのミスが、気づけばスコアを大きく崩しています。
あなたにも、以下のような経験はありませんか?
- コースのど真ん中から、林やバンカーに入れてしまうことがある
- 「あと少しでグリーンに乗るかも」と、つい長いクラブを握ってしまう
- 2打目をミスして、結局4回も5回も打ってグリーンに乗せている
ティーショットで稼いだ距離も、2打目のたった一打で水の泡。
そこからリカバリーしようと焦り、さらに傷口を広げてしまうのが一番もったいないパターンです。
まずは「2打目は失敗しないこと」を一番の目標にしてみませんか。
②実は、上手い人ほど「飛ばさない」。スコアを作る「我慢のゴルフ」とは?
上手い人ほど、セカンドショットで無理にグリーンを狙わないって知っていましたか?
彼らは飛距離よりも、次の3打目が一番打ちやすい「安全な場所」を冷静に探しています。
その一見地味な選択が、安定したスコアを生み出しています。
上手い人の頭の中を覗いてみよう
- 「ここからなら、次のアプローチが簡単になるな」と考える
- 池やバンカーなどの危険地帯を、徹底的に避けるルートを選ぶ
- 成功率が低いショットは、プライドを捨てて短いクラブに持ち替える
冬場の風がビュンビュンで寒い日に、1人だけ70台のスコアを出していた同伴者がいました。
寒いしコンディションが悪いため、同伴者はスコアが出ない前提で、集約すると「無理するな!」とのこと。
具体的にまとめると、上記のような内容になります。
遠くのグリーンを狙うのは、確かに気持ちがいい。
でも、プロでさえ安全な場所にボールを運ぶ「刻む」という選択をします。
その「我慢」は、逃げではなくて立派な戦略で、スコアを賢くまとめるための第一歩だと思います。
③初心者がやりがちな「狙いすぎ」の落とし穴
「もしかしたら、うまく打てればグリーンに乗るかも」。
その淡い期待こそが、ゴルフ初心者がハマりがちな一番の落とし穴かもしれません。
その一か八かの挑戦が、結局は大叩きにつながっています。
以下のようなことを考えてない?
- 前のホールでミスした分を取り返そうと、つい力んでしまう
- 同伴者のナイスショットを見て、自分も!と対抗意識を燃やす
- 難しいライなのに、「奇跡の一打」を信じて無謀なクラブを選ぶ
ミスショットの多くは、技術よりも「心理的な焦り」から生まれます。
グリーンを直接狙うのではなく「グリーンの手前、100ヤードの広い場所」をターゲットに設定してみましょう。
その安全策が、結果的にあなたのスコアを劇的に守ってくれます。
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意地でも100切りを決める!セカンドショットの考え方


100切り達成のポイントは、セカンドショットでの冷静な判断力にあります。
多くの人が「狙うか、刻むか」で一瞬迷い、結局は気分でクラブを選んで失敗しているのかもしれません。
ここでは、あなたのゴルフを安定させるための「考える基準」を一緒に見ていきましょう。
①セカンドショットは「狙う」「刻む」を判断する3つのものさし
ナイスショットの後に訪れる、あの迷いの時間。
「よし、狙ってやろう!」という気持ちと、「いや、安全にいくべきか?」という声。
その答えは、「3つのものさし」をコースに当てるだけで、驚くほど簡単に見えてきます。
「判断のものさし」を作る
- 【距離】ピンまでの距離だけでなく、自分の「確実に打てる距離」を知っているか?
- 【障害物】グリーンまでの距離に、池やバンカー、林などのワナはないか?
- 【ライ】ボールが置かれた場所は平ら?それとも打ちにくい傾斜地?
気分や希望的観測でクラブを握るのを、今日で終わりにしましょう。
ショットの前に、上記の3つを冷静にチェックします。
それだけで、無謀な挑戦は激減し、あなたのプレーはもっと賢くなります。
確率的には、10球打って7回以上成功する場面にチャレンジするのが良いでしょう。
②ゴールから考える。スコアを作る「逆算思考」のすすめ
大事なのは「ここから何ヤード飛ばすか」ではありません。
「次にどこから打ちたいか」と考えます。
ゴルフは結局、ゴールのカップから逆算して考えるスポーツ。
その思考が身につくと、セカンドショットの景色はガラッと変わって見えます。
今日からできる「逆算思考」のトレーニングは以下の内容です。
- 打つ前に「このホールの目標スコアは?」と自分に聞く
- パー狙いなら「3打目でグリーンに乗ればOK」と考える
- そのために「2打目はどこに運ぶのが一番安全か?」を探す
無理に200ヤード先のグリーンを狙ってOBゾーンの近くに置くより、150ヤード先の広い場所に置く方が、次のショットは断然やさしくなります。
一打の会心の当たりより、ホールアウトした時に笑うための逆算が、大人のスマートなゴルフと言えます。
③ゴルフ場の地形・風・ライを読む力がスコアを左右する
実はあなたの本当の敵は、コースそのものかもしれません。
風の向き、地面の傾き、芝の長さなどを無視してナイスショットは生まれないでしょう。
コースが発する小さなサインを読み解く力が、スコアを守る最強のスキルになります。
コースと「対話」するヒント
- まずは芝や旗の揺れを見て、風の向きと強さを感じる
- ボールの場所に行ったら、足の裏で地面のわずかな傾斜を確かめる
- ボールが沈んでいるラフなら、無理せず「出すだけ」と割り切る
ボールが置かれている状況(ライ)や自然環境は、毎回異なります。
完璧なスイングを目指すのと同じくらい、コースと「対話」する習慣をつけましょう。
それができれば、予測不能な大きなミスはきっと防げるようになるでしょう。
実践!ロングホール攻略のマネジメント術


ロングホールでスコアを安定させる最強の武器は、飛距離ではありません。
それは、冷静なマネジメント、つまり「コース攻略」と言えます。
「2オン狙いだ!」と力んでOBを打ったり、苦手なクラブで失敗したりと、そんな苦い経験があなたをロングホール嫌いにさせているのかもしれません。
以下では、具体的なコースの歩き方から心の整え方まで、一つずつ見ていきましょう。
①その見栄を捨てません?苦手クラブより「一番得意なクラブ一本」が正義
「ここでは一般的にフェアウェイウッドだよ」そんな周りの目を気にしたクラブ選択が、実はスコアを崩す原因だったりします。
見栄を捨てて、自分に正直になること。それがスコアを守る一番の秘訣かもしれない。
ゴルフは確率のスポーツのため成功率の低い賭けに出るより、あなたが一番自信を持って振れるクラブで着実に前へ進みましょう。
その自分なりの「コース戦略」こそが、上級者への近道だと考えます。
「得意クラブ」を見つけよう
- フェアウェイウッドが苦手なら、7番アイアンで2回打てばいい
- 大切なのは飛距離ではなく「大ケガをしない」選択を最優先する
- 「自分はこのクラブなら安心」という得意な一本が、あなたを助けてくれる
「この場面で、一番信じられるクラブはどれ?」と、次のショットの前に自分の心に聞いてみます。
その声が、きっと正しい答えを教えてくれるでしょう。
②頭の中に「安全ルート」を描き、自分なりの「攻略マップ」の作る
コースに着いて、ただ漠然とピンの方向を眺めていないでしょうか?
上手いゴルファーは、頭の中に自分だけの「安全ルート」をしっかり描いています。
行き当たりばったりで打つのではなく、明確な目標地点を決めることで、ショットの集中力と成功率は驚くほど上がります。
まずは、漠然とショットすることを止めましょう。
「攻略マップ」を描く
- 池やバンカーは「絶対に入れないレッドゾーン」として認識する
- 次に打ちやすい広い場所を「狙っていくべき安全ゾーン」に設定する
- 「あの木の右側まで」のように、具体的なターゲットを見つける
ゲームの攻略本を読むみたいに、コースを分析してみましょう。
ショットの前に「今回のミッションは、あの安全地帯にボールを運ぶこと」と決めるだけです。
ゴルフをシンプルに考えるだけで、頭はクリアになり体はリラックスします。
余分なプレッシャーが減るため、いいショットが生まれるでしょう。
③プレッシャーに負けない!淡々とプレーする人の「心の習慣」
「ここでミスしたらどうしよう!」大事なセカンドショットやサードショットで、シビレルことがあります。
いいスコアを出す人は、技術以上に「心を落ち着かせる」のが本当に上手です。
プレッシャーは力みを生みます。
感情の波を出さず、淡々とプレーする「心の習慣」が必要です。
同伴者の中で、最も静かで淡々とプレーする人が、スコアが安定している印象があります。
プレッシャーに強くな習慣
- ミスをしても「ゴルフだから仕方ない」と声に出して、すぐ忘れる
- 打つ前には必ず深呼吸をしてリラックスする
- どんな時も、決まった手順(ルーティン)を焦らず丁寧に行う
完璧なプレーヤーなんて、どこにもいません。
プロゴルファーでも、18ホールすべてでベストショットであることはほとんどないと言っていました。
大切なのは、ミスを引きずらないこと、そして心をフラットに保つことです。
まずはショットの前に、息をゆっくり深呼吸することから始めてみましょう?
ちょっとした小さな習慣が、あなたに冷静さと、最高の結果をもたらしてくれます。
「飛距離」に頼らない!「戦略」でスコアを作る賢者のゴルフへ


ゴルフの上達は、ある時から技術だけでなく「思考のクセ」を変えることで大きく加速します。
ナイスショットの後に大叩きしたり、一つのミスで一日が崩れたり。
それは、あなたのスイングではなく「判断の仕方」に原因があるのかもしれません。
以下では、スコアが安定している人が持つ「賢い頭の中」を、一緒に探りましょう。
①なぜ、あの人はいつも冷静?スコアが安定する人の「確率思考」
あなたの周りにもいないだろうか?
どんな場面でも、慌てず騒がず、いつも同じようなスコアで上がってくる人。
彼らの秘密は、特別な技術ではありません。
感情ではなく、常に「確率」で物事を考える、その冷静な思考パターンにあると考えます。
- 「このショットは、10回打って何回成功するだろうか?」
- 「バーディーの可能性より、ダボのリスクをゼロにしたい」
- 「今の自分の感情は、判断を鈍らせていないか?」
「ここでバーを取ってやる!」という熱い気持ちも大事です。
しかし、スコアを安定させる人は、もっとクールに考えます。
「最も成功率の高い選択肢はどれか?」と、その感情に流されない判断の積み重ねが、気づけば大きなスコアの差になっています。
②ミスは想定内で、失敗を「次の一打」に活かすリカバリー術
上手い人にとって、ミスショットはパニックの始まりではありません。
見ていると楽しんでトラブルをプレーしているように見えます。
次の戦略を立て直すための、ただの情報に過ぎない感じです。
ゴルフはミスをするスポーツだと、心の底から理解しているのでしょう。
大事なのは、ミスした後にどう賢く立ち振る舞うかではないでしょか?
- ミスしたら、まず深呼吸。「さて、ここからどうしようか?」
- 100点のリカバリーではなく60点でいい。「出すだけ」で十分と考える
- 次のショットが打ちやすい場所はどこなのか冷静にコースを見渡す
林に入れてしまった時、多くの人は一発逆転を狙って傷口を広げてしまうゴルファーが初心者に多い印象です。
しかし賢いゴルファーは、そこで一度立ち止まります。
最小限のダメージで切り抜ける方法を探し、次のチャンスを待ちます。
その冷静さこそが、本当の強さでありゴルフIQが高い人ではないでしょうか?
③一番の武器はドライバーではない!「攻めない勇気」という賢さ
一番大切なことを伝えるとゴルフが本当に上手い人とは、「遠くに飛ばす人」のことではありません。
「飛ばさない勇気」を持てる人のことではないでしょうか?
一瞬の快感よりも、大叩きをしないという最終的な利益を優先できる、その賢さだと筆者は勝手に考えます。
「頭の良いゴルファー」とは
- 見栄やプライドよりも、客観的な事実を信じる
- 派手なスーパーショットより、地味でも着実な手段を選ぶ判断力
- 何よりも無理をしない、引くべき時に引ける「勇気」
あなたのゴルフバッグの中で、一番得意なクラブはドライバーかもしれません。
「攻めない賢さ」という目には見えない価値を手にした時、あなたのゴルフはきっと変わるでしょう。
まとめ
この記事では、飛距離だけではない「セカンドショットの考え方」を紹介しました。
大切なのは、感情に流されず、常に成功確率の高いルートを選ぶ賢さです。
コースを「力」でねじ伏せるのではなく、「賢さ」で攻略する。
その面白さに気づけば、あなたのゴルフはもっと楽しいゴルフライフが送れます。
次のラウンドでは「攻めない勇気」を試してみませんか?
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。