深刻な不調から脱出する方法|ラウンド編5選と練習編4選【ゴルフ】

マネジメント

深刻な不調から脱出する方法|ラウンド編5選と練習編4選【ゴルフ】

ゴルフを年間通してプレーすると、突如おかしくなることがありませんか?

一過性の問題なら気にしませんが、ラウンドを重ねると顕著に現れます。

「ボールがどこに飛んでいくかわからない怖さ」「今までできていたことが、突然できなくなる」
など人それぞれだと思います。

不調に陥ると楽しくプレーできず、悔しい思いをしますよね。不調に陥った時、どうやって抜け出したらいいのか?

本記事では初心者ゴルファーに向けて、自分がレッスンプロに教わった不調から脱出する方法を解説します。

不調な時はリスクマネジメントを考え、攻めのゴルフより守りのゴルフに徹することが大切

ゴルフは万人に共通する最適解はありません。体格やスイングの違いなど個人により異なるからです。

物事の早期解決は大切ですが、ゴルフも同じで深刻な不調になる前に、早めに対処することが重要になります。

初心者ゴルファーの方は、本記事を一読していただき不調に陥った時は参考にしてください。

不調な時はリスクの少ない守りのゴルフに徹しましょう。

深刻な不調に陥ってしまう原因とは

練習やラウンドでミート率が悪くなり、突如当たらなくなる状態があります。

ゴルフ経験値が高い上級者ほど、冷静で客観的に分析できるイメージです。

ほんの些細なことが積み重なり、気づかないうちにスイングに影響が出ます。

  • 飛距離を出そうとして力んでしまう
  • アドレスが変わっている
  • スイングを修正するつもりが、悪い癖がつきドツボにはまるなど

自分は気をつけないと右にアドレスする癖があります。出球が左に出るので、だましだまし続けていました。

引掛けやチーピンが出始め、アドレスを指摘されるまで直りませんでした。


YouTube、ゴルフ雑誌などレッスン関連のコンテンツ情報があふれています。特にゴルフ初心者ゴルファーは、情報の取捨選択で見極めができません。

決して「見るな!」と言っているわけではありません。

ゴルフの情報コンテンツで「これさえやっておけば大丈夫!」など煽るような謳い文句の内容がいっぱいあります。何かの宗教みたいですね。


ゴルフは体格やスイングなど個人で異なるため、万人に共通して当てはまる最適解はありません。

ゴルフで正解を求めるのは、やめた方が良いでしょう。

自分でスイングを変え、おかしくなり元に戻らなくなるケースがあります。信用できるレッスンプロに相談するが最適です。


ゴルフ初心者は、練習場で教え魔に遭遇しないのも大切です。

教え魔とは、自分の上達が望めないため持っている知識を披露し指導する人です。

迷惑な善意者であり、教えている内容が悪魔の囁きにしか聞こえません。

深刻な不調から脱出する方法5選(ラウンド編)

実際にゴルフで深刻な不調に陥ってしまった場合、どのように対処したらいいか?

ラウンド中で不調な時は守りのゴルフに徹することです。ミスを挽回しようと思い、奇跡を信じて攻めにいくと裏目に出る可能性が高いです

トラブルがトラブルを生み、大叩きの原因にもなります。

不調な時はゴルフの流れも悪いので、欲張らずうまくいかない前提で落ち着いてプレーすることです。

消極的のように感じますが、プロゴルファーや上級者ほど、不調な時は無理なことをせずリスクマネジメントをしていました。


リスクマネジメントとは、できるだけリスクの回避を続けてコース戦略することです。

OBやバンカー、池などの打数のロスが増える場所を避け、どのように判断したら良いか考えます。

リスクマネジメントに基づいた判断が、リスクの低減につながる考え方です。

後述では不調なゴルファーが、ラウンド時に不調から脱出する方法5選を紹介します。

ティーの刺す位置と高さを考える

ティーイングエリアは、ホールの最初にショットを打つ場所です。

左右のティーマーカーの間から、ゴルフクラブ2本分(2クラブレングス)の後方がティー区域になります。

少しでも距離を稼ごうとして、最前線にティーを刺すゴルファーが多いです。

しかし不調の時は2打目が打てる場所にボールを打たなければなりません。


OBや林、バンカー、池など打数ロスが発生する場所を避けるため、ティアップの刺す位置を考えます。

例えば左側OBでチーピンや引っ掛けの出る懸念がある場合、左側にティーアップをして右サイドにターゲットを定めたりします。

個人の出玉の癖やミスショットの傾向、コースレイアウトを考慮した上でティーの刺す位置を工夫しましょう。


ミスを連発している時に、スイングを変えて試すのはやめた方が賢明です。

ティーショットで最も避けたいのはのOBです。不調の時はショットがどこに飛んでいくのか、わからない状態だと思います。

通常のティーアップより少しティーアップを低めに設定します。ティーを低くしたことで、高い弾道が出にくくボールの曲がりも抑えられます。低い弾道の場合、風の影響が受けにくいです。

ぶっつけ本番では違和感があるので、練習場で試しに打ってみましょう。ミスの許容幅が少ないことがわかると思います。

アドレスのスタンスを狭くする

スタンスを狭くすることで、左右の体重移動が抑えられます。左右の体重移動が大きいとインパクトでの打点が安定しません。

結果的に左右にボールが散らかり、ダフリやトップとあらゆるミスが出ます。


飛距離は落ちますが、次のショットが打てる位置にボールを打つことが大切です。

グリップを短めに持つ

少しでもミート率を上げるため、グリップを短めに持ちます。


不調の時はどこにボールが飛んでいくかわからない状態です。

通常通りグリップするよりもクラブの操作性やミート率は向上します。

2打目を確実に打てる位置にボールを運ぶことが目的になります。

バックスイングのトップの位置をコンパクトにする

不調な時こそスイングが力みがちです。スイングは自身の6~7割程度の力感でスイングすることです。

バックスイングをハーフスイングの延長のようなコンパクトスイングにします。


不調な時は力みが無駄な動作を誘発させている可能性があります。

ガチガチに力んでいるゴルファーに、「力を抜いた方が良いよ!」と言っても難しいです。

「バックスイングは腰骨までの7割の力感でスイング」と自分に言い聞かせれば、自然とコンパクトなスイングになります。

徹底的なリスクマネジメント

最も重要なリスクマネジメントです。

ゴルフでのコースマネジメントはリスクマネジメントになります。

できるだけリスクの回避を続けてコース戦略するかがスコアメイクに直結します。

仮にミスをしても次のプレーにつながる局面に持ち込むことで、良い流れをつかむカギになります。


グリーンを無理に攻めるゴルファーは、スコアのバラツキが出やすい傾向にあります。

レイアップ(刻む)を適切に取り入れ、運任せのリスキーなショットは避けましょう。


OBや林、バンカー、池など打数のロスが大きくなりそうな場所を想定し安全策を取ります。

条件の悪いシュチュエーションから、取り返しのつかない大叩きは避けましょう。


リスクマネジメントを徹底することで、大叩きが減り平均スコアも伸びてくると思います。

大叩きがあるとメンタルにも悪影響があり、スコアが崩れる引き金になります。

そうした事態を避けるために飛ばしたい、寄せたい、入れたいのゴルファーの欲求を抑える必要があります。

リスクマネジメントを意識し、堅実なプレーでラウンドすることです。

深刻な不調から脱出する方法4選(練習編)

深刻な不調の状態から早く脱出するかが大切になります。

不調な期間が長引くと、結果が出ない焦りからゴルフが嫌いになってしまう可能性もあります。


スイングが崩れたり、迷宮入りする前にスランプから抜け出さなくてはなりません。

後述では不調なゴルファーが、練習で不調から脱出する方法4選を紹介します。

第三者に相談する

やはり自分では客観的にスイングを見られないので、レッスンプロに見てもらいましょう。

仮に動画で自分のスイングを見られることがあります。しかし深刻な時は、その道のプロにお願いした方が無難です。

  • 基本的なアドレスに問題がある
  • ボールの位置が適正ではない
  • グリップの握り方など

症状は人それぞれです。自分は冬で強風の時期にゴルフをやり、低いボールばかり打っていました。

風なのかスイングが悪いのか、球が曲がりはじめてわからなくなったことがあります。多分両方だと思うが、プロにアドレスを修正され元に戻った経緯があります。


第三者に相談することで、課題が明確になり問題点を整理できます。

ゴルフ知識だけではなく、フィーリングやコツをつかむには第三者のアドバイスが必要です。

ハーフスイング・片手打ちで練習する

PWのショートアイアンで左右片手打ち、ハーフスイングを練習しましょう。

普段できる動きができなく、不調の原因が見つかる可能性があります。


「ボールを当てようと上体が突っ込んでいる」「スイングの力感が悪い」「そもそもハーフスイングで芯に当たらない」
など小さいスイングから感覚を取り戻すことが大切です。

左右の片手打ちからはじめます。30~40ヤード程飛ばす感覚で、クラブの重さを感じながら打ちます。

問題なければ、次はハーフスイングです。時計盤に例え、9時から3時まで腰から腰の振り幅のスイングになります。

芯に当たるようになると、普段の感覚が戻ってきます。ですが片手打ちの段階で問題がある可能性が高いです。

もし片手打ちやハーフスイングで、再現性が悪い場合は他の要因があります。サンドウェッジをもって、60ヤード打つ練習も良いですよ。

距離を出すより、狙った場所にボールを運ぶイメージです。一定の力感で打ち、バランスを整える練習になります。

耳障りの良いコンテンツやさまざまなアドバイスを取り入れない

過剰なまでの飛距離アップや短期間でのゴルフ上達、これを知らないとうまくならないなどコンプレックス広告のような情報コンテンツを見かけます。

深刻な不調に悩むゴルファーにとって、耳障りの良いコンテンツは麻薬のように精神を蝕みます。

初心者ゴルファーには毒にしかなりません。取捨選択ができるようになってから見た方が良いかも知れません。


深刻な不調からの脱出は、やはり信頼できるレッスンプロに相談するのが、最適な解決方法になります。

技術を身につけるには、1つの練習を積み重ねて続けることです。正しい取り組みなのか見極めるには結果が証明してくれます。

ベネフィットを過剰に煽るコンテンツに騙されないようにしましょう。

ゴルフから距離を置く

1度ゴルフから2週間程度離れ、不調の自分を受け入れて基本に戻ることです。案外期間を開けて練習してみるのもオススメですよ。

ラウンドの予定や、競技会があると不安を解消するために練習したくなりますよね。

しかし私は怪我のため、1ヶ月以上練習しなかったことがあります。


ゴルフからある一定期間の距離を置いたことで、リセットされた気持ちでシンプルにゴルフを楽しめました。

調子が悪いと、嫌なイメージが潜在意識に残ります。それ以上の成功体験がないと、悪いイメージが消えません。

ゴルフで不調に陥らないためには

ゴルフで不調に陥らないためには、ラウンドと練習の繰り返しではないでしょうか?

常日頃からゴルフの感覚が養え、調子が悪くても課題が早く見つかり深刻な不調に陥りません。

しかしゴルフ環境に、恵まれないゴルファーが大半だと思います。ゴルフは右肩上がりの成長曲線のようにうまくなることはありません。

ゴルフは練習量とパフォーマンスがリンクしません。地道な作業になりますが、レッスンプロに教えてもらったことを愚直に継続することではないでしょうか?

  • 課題を持って練習する
  • ハーフスイング、片手打ちなどの基礎練習を定期的にする
  • 定期的にスイングをチェックしてもらう
  • 練習を工夫する(コントロールショットの練習など)

ゴルフ歴の長いゴルファーは、独自の対処法をお持ちかと思います。ワンポイントの対症療法は、長い目で見てうまくいきません。

基礎から土台を固め、段階を踏み計画を立ててやることが大切です。体系的に積み木のように、技術を積み重ねるイメージでしょうか。

深刻な不調から脱出する方法|ラウンド編5選と練習編4選【ゴルフ】のまとめ

ゴルフで深刻な不調に陥らないためには、ラウンド時はリスクマネジメントを考え、練習は定期的な基礎練習重要になります。

ラウンド後は自身のプレーを分析し、課題を持った練習とラウンドを繰り返すことです。


YouTube、ゴルフ雑誌などのコンテンツ情報があふれています。

自分でスイングをイジるのは、不調になる可能性があります。定期的にレッスンプロの第三者に客観的に見てもらいましょう。


ゴルフ初心者は、地道な練習が多いと思いますがコースで結果を出すためです。周囲と比較せず自分のスイングにフォーカスを当てて練習しましょう。