クラブハウスで気をつけるドレスコードの服装マナー【ゴルフ】

ゴルフマナー

クラブハウスで気をつけるドレスコードの服装マナー【ゴルフ】

はじめて訪問するゴルフ場は、クラブハウスの服装マナーが気になりませんか?

ゴルフ初心者は「ゴルフ場の行き帰りの服装は何を着れば良いか?」と迷います。

初めてのゴルフ場では周囲から浮かないように、クラブハウスの服装マナーをホームページなどで確認しましょう。

それぞれのゴルフ場には、服装マナーやドレスコードが存在します。時代とともにドレスコードが緩くなっている傾向です。

本記事は100切り目標のゴルフ初心者に向けて、ゴルフ場でのドレスコードと服装マナーのポイントを解説します。

ゴルフ場での行き帰りとラウンド時の服装マナーの不安が軽減します。

「ドレスコードは何のためにあるか?」「ゴルフ場はなぜジーンズがNGなのか?」の疑問をちゃんとした理由で解決します。

本記事を一読していただきゴルフ場のドレスコードとして、服装マナーに気をつけゴルフライフを楽しみましょう。

服装マナーは、それぞれのゴルフ場でルールが異なります。

プレーするゴルフ場のドレスコードを守ることは、「周囲の方に配慮している」という沈黙のアピールのようなものです。

服装マナーとしてのドレスコードとは?周囲に不快感を与えないこと

「ゴルフは紳士のスポーツ」と言われ、ゴルファーの所作もマナーとして含まれます。

ゴルフにはルールの前にマナーがあり、服装マナーとしてドレスコードが決められています。

ドレスコード(服装規定)とは、「TPOに合わせた服装のルール」のことです。

TPOとは

  • T=time(時間帯)
  • P=place(場所)
  • O=occasion(場合)

本来ドレスコードが存在する理由は、「周囲のゴルファーへの心配り」が根底にあります。

ゴルフ場は、立場の違うさまざまな人が集う社交場です。
そのゴルフ場で、身だしなみを整えることが周囲のゴルファーへの配慮と考えます。

ゴルファーとして周囲へ不快感を与えない、服装の基準であるドレスコードを設けました

社交場であるゴルフ場でドレスコードを守ることは、他人に対し心配りできると理解してもらうためです。

ゴルフ場でお互い気持ちよく過ごすために、周囲への気遣いを忘れないようにしたいですね。


適切な身だしなみの基準は、ゴルフ場で千差万別。その基準であるドレスコードは独自のゴルフ場で定めています。

プロ、アマチュア全てのゴルファーが守るべきマナーです。

強制ではなく自分でTPOを考え周囲のゴルファーに心配りをする行動規範だと考えます

上司や友人、職場の取引先からゴルフ場に誘われることがあります。

誘ってもらった方に不快な思いをさせないために、ゴルフ場のホームページなどでドレスコードを確認しましょう。

ゴルフはマナーやエチケットを重んじるスポーツだからこそのドレスコードです。

知らなきゃヤバい! ゴルフ場に作業着扱いのジーンズはミスマッチ

ゴルフ場の服装タブーの代表格としてジーンズがあります。

「ゴルフ場では、なぜジーンズをはいてはいけないのか?」と疑問に思う方もいるでしょう。

「ゴルフ場のルールです」では納得しないゴルファーが大半でしょう。

ゴルフ場の歴史背景から、ゴルフ場でジーンズがNGになった経緯を紹介します。

ゴルフ場でジーンズがNGになった歴史背景

ジーンズの生地デニムはフランスが発祥地です。
19世紀アメリカの炭鉱で、働く労働者の丈夫で長持ちするニーズに応えジーンズが誕生。

20世紀になりジーンズは、作業着から都会的に洗練されたファッションとして定着しました。

しかしジーンズは坑内員の作業着のイメージ軽装の代名詞です。


ゴルフは歴史が古く、イギリス(スコットランド)が起源と言われています。

ゴルフ場のコース作りには莫大な資産が必要です。

そこで地元の著名人たちが、資金提供して広大な土地にゴルフコースを作りました。

資金提供したメンバーでゴルフを楽しみ、その後クラブハウスで社交場として集いくつろぐのが定番になりました。

メンバーだけが楽しむゴルフ場に、ビジターがお邪魔することになります。

身だしなみを整えるのが「良識ある大人のマナー」として認識されました。


例えば、冠婚葬祭にジーンズや奇抜な格好で行かないのと同じです。

作業着扱いのジーンズは、ゴルフ場にはふさわしくないのが理由です。

ゴルフ場のサイトに「ジーパンでのご入場はご遠慮ください」とハッキリと記載されています。

10年以上前に問題になったカーゴパンツ迷彩柄も、ジーンズと同じ扱いです。

ジーンズはファッション性の存在はありますが、ゴルフ業界には受け入れられません。

ゴルフブランドで販売されるアイテムでも、ゴルフ場で使用できないグッツもあります。

ゴルフ場の行き帰りやプレーで使用する場合、デニム素材や迷彩柄、カーゴパンツなど注意が必要です。

ジーンズ姿でゴルフ場に来場するのはマイナス要因

最近ですが、ゴルフ場の行き帰りがジーンズ姿の方を見かけました。

ゴルフ場の関係者から「注意されないから」といって、ジーンズでゴルフ場に来場するのはやめましょう。

ゴルフ場にジーンズ姿で入場した場合、下記のマイナス面が考えられます。

ジーンズで来場するマイナス面

  • ゴルフ場のドレスコード違反のため入場NGになる場合がある
  • ゴルフ場で周囲のゴルファーに冷たい視線を浴びる
  • 同伴者に嫌な顔をされる
  • 一緒にいる同伴者も同類とみなされる
  • ゴルファーとしての品格が疑われる
  • 次回のラウンドに誘ってもれなくなる

筆者の主観ですがドレスコードの存在は、ゴルフ場が非日常的な空間で特別感を味わえる場だと思います。

特別な雰囲気を醸し出すために、エチケットやマナーが重んじられその中にドレスコードが存在します。

プロアマ関係なくゴルファーとして、周囲に不快感を与えない服装のエチケットとしてドレスコードを設けています。

例えばそんな非日常的な空間に、タンクトップにタンパン、ビーチサンダルを着用した方がいたら、雰囲気はぶち壊しです。

ゴルフ場は社交場であり、周りのゴルファーに不快感を与えないように心がけましょう。

「次回もぜひ一緒にラウンドをしましょう」と社交辞令でなく、周囲から声をかけられる気配りのできるゴルファーを目ざしましょう。

ゴルフ場での行き帰りの服装マナー

ゴルフ場に来場時やラウンド中の服装で気をつけるべき注意点があります。

ドレスコードは、堅苦しいイメージがありますがルールでなくマナー

時代とともにドレスコードが簡素化され、一定数の割合でドレスコードが残っているのも、社交の場がルーツだからです。


ゴルフ場には厳格なドレスコードを設定しているところや、厳しい規定を指定していないところもさまざまです。

ゴルフ場に行く場合、サイトで事前に確認することをオススメします。

クラブハウスの行き帰りとコースのプレー中の服装に分けて解説します。

クラブハウス出入りの時の服装

Tシャツやジーンズのカジュアルな服装を避け、襟付きの服を着用します。

シャツの裾は出しっぱなしにせず、ボトムスの中にしまいます。

男性は夏場を除きジャケットやブレザーの着用がドレスコードです。

襟付きのシャツにポロシャツ、チノパン、スラックスなどビジネスカジュアルなスタイルです。

また、靴も基本は革靴を選び、運動靴やサンダルはアウト。

パーティや高級ホテル、レストランなどの場所に訪れる格好をイメージするとわかると思います。


過去に筆者がタンクトップに短パン、サンダル姿で来場するお客を見かけました。

ゴルフ場の入り口でストップがかかり、車中でゴルフウェアに着替えさせられていました。

あまりにも軽装化しすぎで、社交場にふさわしくない服装NGの共通理由です。

初めてのゴルフ場でプレーする日程が決まったら、ホームページでドレスコードを事前に確認しましょう。

ラウンドする時の服装

ゴルフウェアであれば問題ないが一部NGがあります。デニム生地や迷走柄、カーゴパンツなどです。

基本は襟付きのポロシャツやスポーツシャツを着用します。

夏の気温が高くなり短パンでプレーする場合、くるぶしの隠れるハイソックスを着用するのがマナー。

なるべく肌の露出が少ない格好が望ましです。

後頭部の日差し予防と打球事故防止のために、キャップやサンバイザーは必ず着用しましょう。

夏場は汗をかくのでタオルを用意しますが、タオルを腰に下げたり、首に巻いたりしたままプレーするのはマナー違反です。

伝統と歴史がある格式高い名門コースの厳しいドレスコード

ゴルフ初心者にはどこのコースが名門コースかわかりません。

筆者の名門コースの印象ですが、下記の内容です。

名門コースと言われる印象

  • メンバー紹介か同伴プレーでないと予約ができないゴルフ場
  • 一定のドレスコードが存在する
  • プレー料金の設定が高い
  • コース管理が年間通して整備されていてキレイな印象

名門コースは伝統と長い歴史があり格式高いコースを指します。

コースのメンテナンス管理が行き届き、戦略性に富んだレイアウトや難易度の高さなどの要素が名門コースと言われる所以です。

厳しい名門コースのドレスコード例

名門コースに行ける機会があったら、紹介してくれたメンバーに恥をかかせないことです。

名門コースの「厳しいドレスコード」の例を紹介します。

  • クラブハウス内はジャケット着用
  • トップスは袖付きでシャツの裾はスラックスのインする
  • テニム素材やジャージ、カーゴパンツ、ミニスカート、ホットパンツまたはそれらに見間違えるものはNG
  • ラフな格好はNG
  • ヘンリネック・ボートネック・折返しのあるタートルネック
  • レイヤード(重ね着)スタイルはNG
  • 短いスカートやパンツにレギンスの重ね着もNG

プロトーナメントのゴルフ観戦での服装マナー

プレーヤーではなくギャラリーとして、ラフな格好でプロのトーナメントを観戦している方がいます。

しかし名門コースでの開催は、観戦のときも服装マナーが存在します。


デニム素材やスウェット、ジャージ、Tシャツなどのラフな格好での観戦をNGにしています。

名門コースにゴルフ観戦で行く際は、ドレスコードの服装マナーを守る必要性があります。

ゴルフ場のマナーを守り周囲のゴルファーに配慮することが大切

どのゴルフ場を利用しても、同伴者や周囲のお客様に迷惑をかけず、お互い不快感を与えないことです。

名門コースのようにドレスコードが厳格なゴルフ場がある一方で、ドレスコードを撤廃したゴルフ場もあります。


ドレスコードフリーと謳っていても、「他のプレーヤーが不愉快と感じる服装はご遠慮ください」と記載されてます。

抽象的のため、ゴルフ初心者は服装の選択肢が増えるとかえって迷います。


ゴルフ場は公共の場と考え、周囲の方に迷惑をかけずマナーを守りながら楽しくプレーをしましょう。

まとめ

  • ゴルフ場でさまざまなドレスコードが存在する
  • ドレスコードはゴルフ場でお互い気持ちよく過ごすために設けられた服装マナー
  • 自分でTPOを考え周囲に心配りをする精神を忘れずに
  • 「ゴルフ場=ジーンズNGなのか?」ジーンズはゴルフ場の社交場にふさわしくないのが理由

ゴルフ場のクラブハウスはメンバーが楽しんで過ごすための社交場です。

時代と共に若年層のゴルファーが増え、ドレスコードが緩くなってきました。


ドレスコードの根底にあるのは「周囲への心配り」です。

ゴルフ場は社交場であり、周りのゴルファーに不快感を与えないように心がけましょう。


ゴルフは紳士のスポーツであり、審判の存在しないスポーツです。

プレーさせていただくゴルフ場のドレスコードを守らないことは、ゴルフのルールを守らないのと同じです。


ドレスコードを難しく考える必要はありません。プレーさせていただくゴルフ場が決めたドレスコードを守れば問題ありません。

「次回もぜひ一緒にラウンドしましょう」と他人から声をかけられる、気配りのできるゴルファーを目指しましょう。