ラウンド中に最低限守ってほしいマナー【ゴルフマナー】

ゴルフマナー

ラウンド中に最低限守ってほしいゴルフのマナー【ゴルフマナー】

「本記事はアフィリエイト広告・広告が含まれています」

ゴルフは「紳士淑女のスポーツ」と言われ、ルールと同様にマナーが大切です。「細かいマナーまで気にしていられないよ!」と初心者ゴルファーは思うかも知れません。

ゴルフはプレーと同時進行で、やる作業がたくさんあります。ラウンド慣れしていないゴルファーには難しく感じるでしょう。

自分のプレーに忙しく、同伴者に合わせるだけで精一杯です。

本記事では各エリア別に最低限守ってほしいマナーを解説します。最初はすべてのマナーを完璧にこなすのは困難です。

自分なりに試行錯誤しプレーファーストを意識しましょう。最低限のマナーを守れば、初対面の人とラウンドしても煙たがられることはありません。

ゴルフは個人プレーのスポーツですが、同伴者やキャディ、周囲のゴルファーと関わりながらラウンドします。初対面の人とラウンドする時に、最も嫌われるのがマナー違反です。

ゴルフの腕前は上級者なのに、マナーが悪く周囲から嫌われるゴルファーを見かけます。反対にゴルフが下手でも、テキパキとプレーしマナーを守れば好感を持たれます。

やはりプレーファーストで周囲に気配りができるゴルファーが最強に好かれます。ゴルフは同伴者とのプレー時間が長いため、周囲のゴルファーに配慮しマナーを守ることが重要です。

周囲のゴルファーに嫌われないように最低限のマナーを守りましょう。

ラウンド中に最低限守ってほしいマナー【ゴルフマナー】エリア別

結論から言うと、好かれるゴルファーは、下記の3点が守れる方でしょう。

好かれるゴルファー

  • スロープレーをしない
  • 周囲に不快な思いをさせない
  • 周囲に心配りをする

上記3点を注意してプレーすれば、周囲から煙たがられません。つまり好かれるゴルファーでしょう。
次からはエリア別に最低限守ってほしいゴルフマナーを取り上げます。

ティーイングエリア編

ティーイングエリアでは同伴者や周囲のゴルファーに迷惑をかけないように注意すべきです。ゴルフは個人競技ですが、同伴者と協力しながらラウンドする必要があります。以下での内容は一部ですが、周囲に不快な思いをさせないことが前提になります。

スタートの10分前にはカート周辺に集まる

スタートの10分前にはカート周辺に集まる。スタート前の練習などでギリギリの時間に来るゴルファーがいます。

ゴルフ場によっては、早めにスタートができる場合があります。時間に余裕をもって行動するようにしましょう。

スタートが遅れたら、後続組のすべてが遅れゴルフ場に迷惑をかけます。

同伴者やプレーヤーがアドレスに入るのを見たら音や声を出さない

これからショットするプレーヤーがアドレス(ショットを打つ動作)に入ったら、音や声を出さないように注意する。
ましてやショットの最中に声をかけるのは最悪のマナー違反です。

  • 会話のしゃべる声
  • キャディーバックにクラブを出し入れする音
  • 手袋のビリビリというマジックの音
  • 携帯電話の着信音(マナーモードに)
  • カートを進める音など

ゴルフ経験値の高いゴルファーは当然のように静かにします。スイング中に大きな音や声が出ると、気になりミスショットにつながる可能性があります。

同伴者のボールの行方を見てあげる(一緒にボールを探索する)

天候や逆光などで、打ったボールが見えにくい場合があります。同伴者のボールの行方やボールの落下場所を確認しましょう。

同伴者でボールが見つからない人がいたら、一緒に探しましょう。自分のプレーが遅れないことが大前提です。
(ボールの探索時間は3分以内がルール)

ボールを曲げたら「フォア」と大声で叫ぶ

ボールを隣のホールに打ち込んだ時は「フォア」と大声で叫ぶのが必須マナーです。ゴルフ場でプレーするゴルファーが、打球事故を防ぐための注意喚起。

もし「フォア」という声が聞こえた場合の対処法です。物陰に隠れたり両手で後頭部を覆ったりして危険防止に努めましょう。

決して「フォア」と聞こえた方向を見ないようにしましょう。ボールが飛んできた場合、顔面に直撃するかもしれません。

「フォア」の由来

「Fore(フォア)」の由来は、英国軍隊が前方にいる兵士に「beware before(前方注意)」と注意喚起し「before」を短縮して使った略式言葉。

パッティングエリア編

グリーンはゴルフ場の善し悪しを決める大切なエリアです。後続組のために自分の付けたピッチマークを直すなどのマナーを守りましょう。

グリーン上にはざまざまなマナーやルールがあります。下記の内容から徐々にマナーを覚えましょう。わからないことがあれば、経験者に教えてもらいましょう。

グリーン上は走らない、足を引きずらないで歩く

グリーン上は走らない、足を引きずらないで歩きましょう。ゴルフ場の善し悪しを決める要素としてグリーンの仕上がり具合が決め手になります。

グリーンはゴルフ場の生命線と言っても過言でないくらい大切なエリアです。グリーン上はゆっくり歩き、足を引きずらないように注意しましょう。

グリーン上のピッチマークを直す

グリーン上に落下したボールのくぼみ跡を「ピッチマーク」と言います。自分が作ったピッチマークはグリーンフォークで必ず直しましょう。後続組のために、他のピッチマークを直すくらいの余裕を持ってプレーするのがグッドマナーです。

同伴者のパッティングラインを踏まないように注意

パッティングラインとはボールがカップに入る想定ラインのこと。グリーン上では同伴者のボール位置を確認し、パッティングラインを踏まないように注意します。

グリーンの芝生は繊細なため、パッティングラインを少し踏むだけで、ラインが変わりボール方向が変化します。同伴者のパッティングラインをまたぐのも、マナー的に好ましくないです。

同伴者のパッティング時にライン上に立たない、カップに影を落とさない

同伴者のパッティングラインを参考にするため、プレー中のラインの真後ろに立つのはマナー違反です。ライン上に影を落とすのも、マナー違反になります。

プレーヤーが気になる視界に入らない立ち位置で静かに待ちます。同伴者のプレーの妨げになる行為はやめましょう。

打順が回ってきたら40秒以内に打てるように準備

グリーンにボールがオンしたら、次のパットをするまでに以下の準備をする必要があります。

次のパットまでの準備

  • グリーン外にパター以外のクラブを置く
  • 同伴者のパッティングラインを気にしながら、自分のボールにマークする
  • ボールを拾い上げ、ボールの汚れを拭く
  • 自分でつけたピッチマークを直す
  • 同伴者のプレーを参考にラインを読む
  • 自分のボール位置からカップまでの傾斜を読む
  • パッティングラインを決める
  • パッティングラインにスパイク跡の直しやルースインペディメントを取り除く
  • 歩測で距離を計る
  • 実際にパットする振り幅をイメージして素振りをするなど

すべてのタスクをする必要はありません。しかし上述のように、パットをする前にはやるべきタスクがたくさんあります。

ラウンド慣れしていないゴルファーには忙しいはずです。自分の打順がきたら40秒以内にパッティングが打てるように準備をしましょう。

パットを終えたら、後続者のために速やかにグリーンをあける

同伴者がパットを終えたら、後続者のために速やかにグリーンをあけましょう。グリーン上でスコアをつけない。

自分が乗用カートに乗るのが最後の場合、クラブやパターをキャディーバッグに収納せず、クラブを持った状態でカートに乗りましょう。

バンカー編

バンカーにボールを入れた場合、ボールに近く低い位置からショットをするためバンカーに入ります。自分の歩いた足跡やショットマークは、バンカーレーキで元の綺麗な状態に戻しましょう。

バンカーショット後は必ずレーキで直す

後続者のためバンカーショット後は、備え付けのレーキでバンカーを元の状態に直しましょう。ショットマークと自分の足跡をレーキで消し、元の状態に戻します。バンカーレーキはプレーの邪魔にならない場所に置く。

同伴者が遅れている場合、バンカーレーキで直すのを手伝う

自分に余裕があり、同伴者で遅れているプレーヤーがいたらバンカー直しを手伝いましょう。スロープレーやトラブルがあるとホールアウトが遅れます。

自分のプレーが遅れないのが前提です。できる範囲でプレーの補助をし、前の組に遅れないようにプレーファーストに努める。

番外編

すべてのプレーに共通することですが、スロープレーにならないように効率的にラウンドするのが最適です。初心者ゴルファーには、常にプレーファーストを念頭に置きましょう。

プレーファーストを心がける

ゴルフ場ではハーフ2時間15分以内でプレーすることを推奨しています。ボールを林に打ち込む、左右にボールを散らかすなどゴルフにトラブルは付きものです。

プレーの進行状況を気にし、遅れていれば走りましょう。前の組と間隔が、大きく空かないようにプレー速度に配慮する。

アドレスしショットを打つまでは慌てず、それ以外はスピーディーにプレーする癖をつけましょう。

2打目以降はクラブを2、3本持っていくようにする

ボール地点までクラブを1本も持たないで探索しに行くプレーヤーを見かけます。セルフプレーでは当然ですが、キャディ帯同の場合でも次に使用するクラブを2~3本持つようにしましょう。

クラブを3本で絞れない場合5本くらい持ち、乗用カートに往復するのはやめましょう。

風速や風向き、クラブ番手の違いなどでクラブ交換の乗用カートに戻る手間が生じないようにします。ボール地点と乗用カートの間を行き来するのは効率が悪くスロープレーです。

ディボット跡には目土を入れる

目土とは芝生の上に土を被せることです。ショット後に芝を削り、ディボット跡ができます。

削られた芝は、目土を入れ平らにならす作業をすることで再生されます。後続者のためにディボット跡に目土を入れ、ゴルフ場の環境保全に努めましょう。

まとめ

【ティーイングエリア編】

  • スタートの10分前にはカート周辺に集まる
  • 同伴者やプレーヤーがアドレスに入るのを見たら音や声を出さない
  • 同伴者のボールの行方を見てあげる(一緒にボールを探索する)
  • ボールを曲げたら「フォア」と大声で叫ぶ

【パッティングエリア編】

  • グリーン上は走らない、足を引きずらないで歩く
  • 同伴者のパッティングラインを踏まないように注意
  • グリーン上のピッチマークを直す
  • 同伴者のパッティング時にライン上に立たない、カップに影を落とさない
  • 打順が回ってきたら40秒以内に打てるように準備
  • パットを終えたら、後続者のために速やかにグリーンを空ける

【バンカー編】

  • バンカーショット後は、必ずレーキで直す
  • 同伴者が遅れている場合、バンカーレーキで直すのを手伝う

【番外編】

  • プレーファーストを心がける
  • 2打目以降はクラブを2、3本持っていくようにする
  • ディボット跡には目土を入れる

キャディ帯同の場合、プレーを進行しフォローしてもらえます。しかしセルフプレーが主流になり、スロープレーはゴルフ場にとって悩みのタネです。

エリア別にたくさんあるマナーの中から最低限守ってほしいマナーを取り上げました。下記3点を注意してプレーできれば、好かれるゴルファーになるでしょう。

  • スロープレーをしない
  • 周囲に不快な思いをさせない
  • 周囲に心配りをする

初心者のうちはコースに出るとマナーやルールなど不明点に直面します。

わからないことは躊躇せずに同伴者に教えてもらいましょう。ゴルフマナーをよく理解し、楽しいゴルフライフをおくりましょう。