スロープレーの8つの原因とプレーファーストのコツ【ゴルフ初心者】

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スロープレーを解消しプレーファーストになるコツ【ゴルフ初心者】

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ラウンド時に「周りの同伴者に迷惑をかけたくない」と不安になるゴルフ初心者は多くいるでしょう。

ゴルファーに嫌われる上位にスロープレーがあります。

スロープレーを防ぐには、プレーファーストを意識してスロープレーの行動をしないことが大切。

プレー中にトラブルに合い、遅延プレーになることは仕方ないことです。しかしその後の対処の仕方が大切です。


本記事は100切り目標を目ざすゴルフ初心者に向けて、スロープレーを解消しプレーファーストになるコツを解説します。

プライベートのゴルフでは、同伴者同士で遅延プレーのゴルファーを手助けすることも重要です。


スロープレーはゴルフ場とすべてのゴルファーに嫌われます。

ゴルフ初心者はスロープレー行為をしないことで、プレーファーストにつながります。

本記事を一読していただき読者自身のプレーを振り返り、スロープレー行為に該当していないか見直しましょう。

スロープレーはゴルフ場や同伴者からも嫌われます。スロープレーを防ぐために3つの行動を意識します。

①先の行動を考え、テキバキと動く
②プレーファーストを実践し意識する
③スロープレーになる行為はしない

目次
  1. ゴルフ初心者がスロープレーを防ぐために3つの行動を意識する
  2. スロープレーは同伴者に嫌われる5選
  3. ゴルフ初心者にありがちなスロープレー行為5選
  4. スロープレーの7つの原因を対策する
  5. ペナルティーがつく「40秒ルール」とは?自分の打順がきたら40秒以内にプレーすること
  6. スロープレーの注意はマスター室に対応してもらう
  7. プレーを早めるためのローカルルール 
  8. 同伴者にゴルフ初心者が2人以上いたらキャディさんをお願いする
  9. まとめ

ゴルフ初心者がスロープレーを防ぐために3つの行動を意識する

結論から言うと、以下の「3つの内容の中から、できる範囲のことを実践してラウンドしよう」です。

ゴルフ初心者にトラブルを回避するとか、遅延プレーのため2倍の速さで行動しようと物理的に不可能なことを言っても無理があります。

ゴルフのプレーを早くするのもゴルフ経験値が上がらないと難しいでしょう。


後述で紹介する明らかにスロープレーになる行為を止め、常に先の行動を考えプレーファーストを意識することで解消されます。

経験の浅いゴルフ初心者には余裕がないが、ラウンドに慣れてくれば周囲の状況も見えてきます。

①先の行動を考え、テキバキと動く

ラウンド経験の浅いゴルファーには、難しく感じるますが、先の展開を予想してプレーするのも、コースマネジメントの1つ。

自分のプレーに集中することも大切ですが、同伴者のプレー進行具合を気にしながらプレーすることも重要です。

②プレーファーストを実践し意識する

ホールアウトをして同伴者3人が乗用カートで待っていたら、クラブを持ったままカートに乗り次のコースに向かいます。

つまり早く移動することで、プレーファーストにつながる行動を実践し意識することが大切です。

同伴者よりプレーが遅れ気味の場合は、足を引っ張らないように注意します。

③スロープレーになる行為はしない

明らかにスロープレーになる行為は止めましょう。

無駄にプレー時間をかけたりマイペースすぎたりするゴルファーは、同伴者に何も言われなくても嫌われます。

同伴者と比べて遅れていると感じたら、プレーファーストを心がけスロープレーの行為は止めましょう。

スロープレーは同伴者に嫌われる5選

     「ゴルフ場でよく見かけるマナー違反」の回答上位

ゴルフ場データ:「ゴルフ場で見られるマナー違反の国際調査」

「ゴルフ場でよく見かけるマナー違反」の回答上位にスロープレーが上げられます

引用元: 新規・継続・再開ゴルファーを獲得するためのアクションリサーチ|北徹朗(武蔵野美術大学)「ゴルファーとゴルフ場支配人のマナー意識の相違」

ゴルフ場のプレーで、スロープレー行為をあげたらキリがありません。

以下の5つのスロープレーは一例ですが、ゴルフ初心者だけでなくゴルフ歴が長いゴルファーでもスロープレーがいます。

スロープレーは、間違いなく同伴者から嫌われます。思い当たる節があるゴルファーは、本記事を参考にスロープレーを直しましょう。

ショット前のルーティンが長い

ゴルファーはそれぞれのルーチンがありますが、そのルーチンを短くしましょう。

同伴者がプレー中に、素振りやターゲット方向を決め自分の打順がきたらすぐに打ちます。


過去に筆者とラウンドした年配ゴルファーの話しです。

グリーンまで200ヤード以上あるフェアウェイから、毎回プラムボミングで謎の儀式をするゴルファーがいました。

自分が打てる状態から1分程度かかるため、明らかにスロープレーです。

 プラムボミングとは、パターをつるしてライン(傾斜地)を読む方法です。

グリーン上のライン読みが長くなかなか打たない

ファーストパットでロングパットのときは、時間をかけても仕方のない場合があります。

しかし同伴者のプレー中に自分の打順がきたら、すぐ打てる態勢を整えておきます。

間違っても自分の順番が回ってきてから、ライン読みしたり素振りしたりするのは同伴者から嫌われるので注意しましょう。

③グリーン上でスコアを記入する

仮に同伴者が乗用カートに移動中でも、待機している後続者から見たら「グリーン上でスコアをつけやがって」と思われる可能性があります。

後続者が待機している場合、速やかにグリーンをあけます。

ホールアウトをして乗用カートに戻り、移動中やクラブの出し入れのときにスコアを記入します。

急ごうという概念を持ち合わせていない 

同伴者だけでなくゴルフ場でプレーしている全ゴルファーから嫌われます。

一人のプレーヤーがその日のゴルフ場全体の遅延を招きます。

プレーのペースは普段からスロープレーにならない配慮をし、状況によっては同伴者と協力して遅れているゴルファーがいたら手助けしましょう。

そもそもプレーの準備ができていない 

ゴルフ初心者でマイペースな方は「こんなに忙(せわ)しないんだ」と思うことでしょう。

慣れの問題もありますが、スムーズに準備できないのは要領の悪さと判断力の欠如でしょう。

上述と共通点がありますが同伴者のプレー中はただ見ているだけで、自分の打順が回ってきてから行動するゴルファーがいます。

常にプレーファーストを心がけ、打順がきたらすぐに打てる態勢を整えておきましょう。

ゴルフ初心者にありがちなスロープレー行為5選

上述のスロープレーと共通が多いですが、ゴルフ初心者に見かけるスロープレー行為です。

仕方のないケースもありますが、時間を巻き戻すことはできません。

同伴者のペースに遅れないようにプレーファーストを意識してラウンドしましょう。

①ショットを打つ準備が遅く、無駄が多い

ラウンド中は次のプレーの展開を考えて、先を見て行動しましょう。

ラウンド経験の浅いゴルフ初心者には、抽象的で伝わりづらいかもしれません。

ラウンド経験が増えて慣れてくると、同伴者や周りの状況が良く見えます。

ゴルフを始めたての頃は自分のプレーで精一杯になり、同伴者のプレーは視界に入りません。

ラウンドが不慣れなときからプレーファーストを意識し、「次は残り150ヤードだから6I~8Iのクラブ3本を持っていこう」とか考えながらプレーすることです。

自分のボール地点まで手ぶらで行き、距離を計測して乗用カートに戻ってくるのはスロープレーの原因です。

②トラブルショットが多く、左右に大きく曲げる 

林の中でのショットなど打数を多く打つことがスロープレーの原因です。

打った段階でOBやロストボールの可能性がある場合、迷わず暫定球を打ちましょう。

トラブルはゴルフ初心者だけでなく、すべてのゴルファーが体験することです。

そのトラブル時に確率の低い無謀な攻め方をすると2次被害に合います。

トラブルのときは、自分の技量を考えてから状況判断をしましょう。

スロープレーを回避するには、ボールのある位置まで早く到達し、フェアウェイにまずボールを出しほうが無難です。

③ボール探索に執念を燃やしすぎ諦めが悪い

ボールを探し始めて3分以内に自分の球が見つからないと紛失球です。

林に入りボールを紛失球にしたくない気持ちはわかります。あきらめが悪く探し続けると、進行が遅れスロープレーになります。

ボールが飛んでいった方向を一通り見渡し、ボールがなかったら諦めて次のプレーに移りましょう。

④予備のボールを持っていない

ラウンド経験が浅いゴルフ初心者は、プレー中に何があるかわかりません。

OBや池ぽちゃ、ロストボールなどボールを紛失する機会が多いと思います。

スロープレー防止のため、ゴルフボールケースを装着し使用球以外に常に2~3個を持っておきましょう。

当たり前ですが、ボールケースの中のボールがなくなったら、補充も忘れないことです。

⑤クラブを持たないで乗用カートを往復する

2打目以降のショットは、クラブを何も持たずボール地点まで行くゴルファーがいます。

距離を計測するためだけにボール地点まで行き、乗用カートにクラブを取りに往復します。

ゴルフ初心者だけでなく、ゴルフ歴の長いゴルファーでもまれにカートに往復する姿を見かけます。

セルフプレーのときは必ず使用するクラブを2~3本持ってボール地点まで行きましょう。

乗用カートに戻る工数を減らし、スロープレーを防ぎます。

スロープレーの7つの原因を対策する

ラウンド経験が浅いゴルフ初心者は、トラブルやミスショットでロス時間が出るのは仕方ないことです。

しかしゴルフ初心者でもプレーファストを意識してスロープレーを誘発しない行動を取れば、スロープレー改善につながります。

ラウンド中に、できる内容から行いプレーファーストを意識しましょう。

①打つまでのルーチンを短くする

打つまでのルーチンが、状況によっては時間がかかる場面があります。

毎回アドレスから打つまで時間がかかり、仕切り直して再度素振りをする行為はスロープレーです。

打順がきたらすぐに打てるように準備をします。

必要以上に素振りをし、スロープレーにつながる行為は止めましょう。

「素振りはショット前に1回のみ」と決めてクセをつければ、余分に時間をかけなくなります。

前の組から離れすぎたり後続者を待たせたりする場合は、スロープレーにつながる動きを徹底的に省きましょう。

②打球の行方を同伴者で見るようにする

ショットしたボールの行方は、プレーヤー本人より周りで見ている同伴者のほうが見やすいです。

プレーヤー以外の同伴者は、ボールの行方をある程度どこに飛んでいったか全員で確認しましょう。

ボールが着弾地点まで見えなくても、方向やおおよその位置がわかるだけでボール探索がしやすくなります。

③グリーン近い場合、ウェッジとパターを持っていく

100ヤード以内になったら、必要なウェッジとパターを持参してグリーンまで歩きましょう。

当たり前ですがセルフプレーの場合、自分がクラブを取らない限り、誰も持ってきてはくれません。

ゴルフ初心者でキャディー付きのコースしか経験がない方は注意しましょう。

同伴者に「おれはお前のキャディーじゃない」と思われないように、プレーヤー自身で対処しましょう。

④レディゴルフで安全であれば、準備ができたゴルファーから打つ

レディゴルフは遠球先打にこだわらず、準備ができたゴルファーから安全を確認した上でプレーすることです。

決して顔をお互いに見合わせたり、譲り合ったりせず同伴者とコミュニケーションを取りながらプレーしましょう。

遠球先打はピンから遠いボールのゴルファーから先にプレーことです。

⑤ミスショットが出ても走って移動する 

ゴルフはミスのスポーツでもあるため、ミスの出ることは仕方がありません。

もしプレーが遅れていれば、走って移動するなどの周りに配慮する行動をします。

前の組との間隔や後続組の状況から判断をしてプレーをスムーズに行います。

移動は早くし、プレーは余裕を持ってが鉄則です。

⑥OBやロストボールになる可能性がある場合、「暫定球」を打っておく

自己判断で多分ボールが残っていると思っても、見えていない場合は暫定球を打ちましょう。

筆者も過去に3回ありますが、同伴者から「多分ボールが残っているので前に行こう」と言われ、ボールがある地点に行ったらなかったケースです。

再度ティーイングエリアに戻って打ち直したが、200ヤード以上を走って往復したため、2ホールくらい息が上がった状態でした。

競技のときはOBやロストの懸念がある場合、暫定球は不可欠。

同伴者から何を言われても、自己判断で暫定球を打ちましょう。

⑦同伴者のプレー中に打つ準備を整える

すべてが同伴者のプレー中に打つ準備が整うわけではありません。

ただテレビ中継されるプロゴルファーのように時間をかけてゆっくりプレーをするのをやめてほしいだけです。

しかしプロはゆっくりプレーして見えるだけで実際は早いです。


アマチュアが平均スコア100前後と仮定すると、プロは30打以上ストロークが少ないので早いのは当然です。

最近はプロゴルファーでもスロープレーで問題になるため警戒するでしょう。

しかしセルフプレーのアマチュアゴルファーは、スロープレーに関して無秩序な組が存在します。

後続組に配慮し、自分たちのできる範囲でプレーファーストにつながる行動を取りましょう。

パターのときに行う作業

パッティングのときは、以下のような動作をしてからパットします。

すべてできないゴルファーがいると思いますが、同伴者がプレー中にパットする前の動作が7つあります。

パターのときに行う作業

  • 同伴者のマーク位置を確認する
  • 自分のボールにマークする
  • 自分のつけたピッチマークを直す
  • 傾斜や芝目を読む
  • 自分がパットするターゲッットと強さを決める
  • 打つ強さをイメージして素振りをする
  • 同伴者のボールの転がりを参考にする
  • ボールをリプレースしてマークをとる

ゴルフ初心者ができたら優秀

パター以外のクラブを乗用カートの動線上に置く

グリーン上で不要なクラブはグリーン外に置きます。
その置き場所を乗用カートの動線上に置いたほうが、ホールアウトするときにスムーズです。

乗用カートの動線上とは、次のホールに行くことを想定して乗用カートの戻る線上にクラブを置くこと。
自分が歩く動線上にクラブを置いておけば、忘れるリスクを抑えられスロープレーを防げます。

自分が最後に乗用カートに戻る場合、クラブを持って乗る

過去に1人ゴルフ初心者でラウンドが今回で3回目のゴルファーがいました。
2回目のラウンド時にクラブを3本持って、ボール地点まで走ること、周りの状況を観察することを会社の先輩から教えられたそうです。

一緒にラウンドしてスコアは120前後でしたが、プレーがスムーズで行動がテキパキしているためゴルフ慣れした感じに見えました。
ゴルフ歴が長くても、スロープレーになる余分な動きをするゴルファーがいるので注意が必要です。

ペナルティーがつく「40秒ルール」とは?自分の打順がきたら40秒以内にプレーすること

自分の打順が回ってきてから、40秒以内にプレーすることが「40秒ルール」です。

2019年のルール改正から、ルール規則に新しくスロープレーに関する項目が追加されました。

「障害や気を散らすものがなく、プレーできるようになってから40秒以内に打つ」という具体的な推奨時間が規則の中に明記されました。


自分の打順がきてからクラブ選択をしたり、グローブを装着したりでは40秒はあっという間です。

ゴルフ経験値も関係しますが、先を読み事前準備ができるようにしましょう。

障害や気を散らすものがなく、プレーできるようになった後、40秒以内にストロークを行うことを推奨する


引用元:R&A ゴルフ規則( 5.6b)速やかなプレーのペースより

スロープレー対象者はペナルティーが科せられます


  • 1回目=1打罰
  • 2回目=2打罰
  • 3回目=競技失格

スロープレーの注意はマスター室に対応してもらう

自分の前の組がスロープレーでコース渋滞が発生している場合があります。

直接「プレーが遅いので、早くしてください」と言うのではなく、乗用カートの無線でマスター室に連絡し対応してもらいましょう。

直接前の組に言ったり、威嚇してもプレーが早まることはありません。

前の組も常にプレッシャーを感じ、落ち着かないと思います。

何かゴルフ場でトラブルが発生したときは、マスター室に対応をお願いしましょう。

プレーを早めるためのローカルルール 

以下のローカルルールはゴルフ場の地形や状況により変わります。

プレー進行の観点からゴルフ場の独自ルールです。必然的に渋滞がおきるコースは、ローカルルールがプレーの進行状況を早めます。

代表的なローカルルール

  • プレーイング4(前進4打)
  • 前進2打罰
  • 6インチプレース
  • OKパット
  • ワンペナルティ(ワンペナ)
  • 最大スコア(マキシマム・スコア)

会社の先輩同僚4人でラウンドに行った話しです。

山岳地帯のフェアウェイが30~50ヤード程の狭いコースですが、ティーショットに前進4打のローカルルールが18ホール中3カ所しかありません。

同伴者の2人が左右に曲げ、毎ホール暫定球を平均3回打ちます。

平日だったのでお客さんはまばらでしたが、後続組の年配のゴルファーから文句を言われていました。


このコースの狭さで、前進4打が3カ所しかないのもゴルフ初心者にとって厳しいものです。

4ホールから後続組の状況で打てる暫定球を1回までと独自ルールを決め、曲げても前に進むことにしました。


状況によってはプライベートのラウンドのため、プレー進行を早めるルールを設けても良いと思います。

2019年前のため、OBかロストはコースの枠に入るまで暫定球を打つルールです。2019年以降はローカルルールでOBに入った地点から2罰打で再プレーできます。

同伴者にゴルフ初心者が2人以上いたらキャディさんをお願いする

最近はセルフプレーが主流なため、ゴルフ場にハウスキャディさんがいないケースが多いです。

ゴルフ場の事前予約で、もしゴルフ初心者が2人以上いた場合はキャディーさんを付けましょう。

ゴルフ場の入場者数にもよるが、進行が遅いと大渋滞になりゴルフ場に迷惑をかけます。

ゴルフ場を予約する方の判断になるが、ゴルフ場に迷惑をかけずに楽しくプレーするにはキャディ付を検討しましょう。

まとめ

読者の中にはたかが数分と思った方もいるでしょう。しかし数分を遅れるだけで、後続者すべてが遅れスムーズにラウンドできません。

ゴルフ場では「ハーフ2時間15分を目安にプレーしてください」と推奨するコースが多いです。

コース途中で大渋滞を起こしている組は、スロープレーの原因があります。


もし本記事を読んでスロープレーの行動をしているゴルファーがいれば、直せるものから改善しましょう。

同伴者から「また一緒にラウンドしたい」と思われるゴルファーを目ざしましょう。