【ゴルフルール】2019年の新ルールと知っていると得するルール

ゴルフルール

【ゴルフルール】2024年の新ルールと知っていると得するルール

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2023年1月1日から、ゴルフルールが大幅に変更されました。新ルールでは、プレー時間の短縮とゴルフの普及が目的です。従来のルールより新ルールでは、簡素化して緩和されました。

新ルールは多くのゴルファーに浸透しつつあります。しかしルールの解釈で、明文化されていないグレーな部分が出てくるのも事実。簡素化されたとはいえ難しいですよね。

ゴルフは審判がいないスポーツ。プロの試合では競技委員がいますが、選手の公平性を担保する役目です。プレー中にどのように処置するか、迷った経験があると思います。ここではすべてのルールを網羅しないが、主な新ルールを取り上げ解説します。

本記事では新ルールの知識を覚え、知っているとラウンド時に役立つルールを紹介。初心者ゴルファーは、わからないルールがあれば経験者に教わり徐々に覚えましょう。ルールを自分の味方につけ、正しくプレーするゴルファーを目指しましょう。

2023年の新ルールを正しく理解し、ゴルフライフを楽しみましょう。

目次
  1. 新ルールでは、コースにおける名称が変更になりました
  2. プレーの時間短縮のため、知っておきたい新ルール7選
  3. 知っていると得をするルール
  4. 【ゴルフルール】2019年の新ルールと知っていると得するルールのまとめ

新ルールでは、コースにおける名称が変更になりました

2023年新ルール改正では、コースにおいて名称と概念が変更になりました。

コースはティーイングエリアバンカーペナルティーエリアパッティンググリーンの4つのエリアとそれ以外のジェネラルエリアから構成されます。下記で各エリアの概念を紹介します。

ティーイングエリア

旧ティーインググラウンドから名称が変更。各ホールのスタート地点です。ティーショットの1打目を打つエリアのことを、ティーイングエリアと言います。

パッティンググリーン 

名称の変更はありません。各ホールのゴール地点です。芝が短くカットされ、カップが設置されているエリアのことです。

ゴルフ場のコース管理者が、手入れに気を使い、ゴルフ場の善し悪しを決める大切なエリア。パッティンググリーンにボールが乗ると、プレーヤーはパターを使用します。芝生の保護のため、基本的にパター以外の使用は禁止です。

バンカー 

名称の変更はありません。コース上の障害として、芝や土を取り去り、くぼみに砂を入れて造った障害区域のこと。

バンカーは主に2種類あり、フェアウェイバンカーとグリーン周りにあるガードバンカです。

ペナルティーエリア 

旧ウォーターハザードの水域に加え、密生したブッシュや崖などのエリア。球を打つことが困難な区域を、ペナルティーエリアと言います。

ジェネラルエリア

旧スルーザグリーンの名称が変更。ティーイングエリア、パッティンググリーン、バンカー、ペナルティーエリアを除いたホールの全域をジェネラルエリアと言います。

プレーの時間短縮のため、知っておきたい新ルール7選

2019年の新ルール改正は、プレーファーストを推奨するためです。

プレーの時間短縮になる知っておきたい下記の新ルール7選です。

ボールの捜索時間は5分から3分に変更

ボールを探す時間はプレーヤーやキャディ、同伴者がボールを探し始めてから3分以内に見つからない場合、紛失球になります。

ボール検索中に自分のボールを偶然動かしても無罰になり、ボールを元の位置にリプレースすればOK。

救済時のドロップ方法が肩の高さから膝の高さに変更

救済を受ける時に、ドロップは膝の高さから真っすぐ落とす改正前よりドロップがしやすくなり再ドロップ率が減りました。

ドロップしたボールが、着地後に偶然足や用具に当たっても、救済エリア内であれば罰なしでそのままプレーを続行してOK。

時間節約のため、レディーゴルフの推奨

2019年の改正以前は、カップからボールが遠い順にプレーする遠球先打でした。

安全が確認でき、ボール位置に関係なく準備ができたプレーヤーからプレーすることが推奨される。

新ルールでは距離測定機器を使えるが、競技モードで

2019年のルール改正では、GPSやレーザー式の距離測定機器の使用が認められる。ただし2点間の距離計測に限られる。
(2点間の距離以外で高低差や風力などプレーに影響する状況を計測するとNGで2罰打。方位を確認するコンパスは使用可能。)

偶然の2度打ちは、おとがめなしでそのままプレー続行

1ストロークで2回以上クラブに当たる2度打ちは、ルール改正前では1罰打でした。

新ルールでは無罰になり、そのストロークを1打とカウントするだけでOK。ストロークの時に、偶然起こってしまった場合に適用になります。

同伴者の立ち会い確認が不要になり、プレーヤーが単独でルールを適用する

ルール改正前はカート道に止まったボールを救済エリアにドロップする場合など、マーカーの立ち会いを確認するケースがありました。
(マーカーに告げる必要あり)新ルールでは規則を適用する責任はプレーヤー自身にあります。

ボールが自分やキャディ、カート、携帯品に当たっても無罰

ボールが自分やキャディ、カート、携帯品に当たっても無罰でプレー続行できる。

林の中で打ったボールが、木に跳ね返り自分に当たっても無罰になります。

知っていると得をするルール


新ルールは従来ルールより簡素化されました。各エリアごとに分け、主なルールを取り上げました。

ルールを味方につけて、正しく活用しましょう。コンペや競技会などで不明なルールが出てきたら同伴者に確認しましょう。

ティーイングエリア編

ティーショットで空振りしたら、風圧でボールがティーから落ちてしまった

空振りを1打とカウントされ、再度ティーアップして2打目を打ち続行する。
(かすってボールが落ちた場合も、ティーイングエリア内からティーアップして打ち直すことができる)

ティーショットの1打目がOB(アウトオブバウンズ)の場合

OBは本来プレー禁止区域になります。同伴者に「暫定球を打ちます」と宣言し、再度ティーショットから3打目として打つ。OBは1罰打として考え、2打目以降もボールを打った場所の近くにドロップし打ち直しをします。

ローカルルール

OBや紛失球になった場合、元の位置に戻って打ち直していると遅延プレーになるためローカルルールを設定

①前進4打と表記されていた場合は特設ティーから4打目として打ちます

②OBはボールが消えた周辺から、横に出しドロップして打ち直し(2罰打)

バンカー編

バンカー内のルースインペディメント

バンカー内のルースインペディメント(分離した自然物)に触れても問題ないです。打ちにくい場合は、取り除くことができる。

ゴルフ用語

ルースインペディメントとは石、分離した草、葉、小枝などの分離した自然物のこと

ボールを打つ前に、クラブがバンカーの砂に触れる

ボールを打つ前に、クラブがバンカーの砂に触れた場合ペナルティーが加算される。(2罰打)

バンカーにボールがめり込んで打てない、バンカーが苦手な人の3つの選択肢


アンプレヤブルを宣言し、ボールとホールを結んだ後方線上から打つ。(1罰打)

②ホールに近づかない2クラブレングス内のバンカー内のエリアから打つ。(1罰打)

③バンカーの苦手な人は、ペナルティーを受けバンカー外から打つ。(2罰打)

 ホールとボールを結んだ線上に1箇所基点を作り、その基点から1クラブレングス以内の範囲でプレーする。

ゴルフ用語

アンプレヤブルとは障害物の樹木の根本などにボールが落ち、ボールを打つことが困難な場所や状態指す。このような場合、アンプレヤブルを宣言することで救済処置を受けることが可能。救済を受けると1罰打が付加されます。

クラブレングスとは、クラブの長さのこと。2クラブレングスはクラブ2本分です。

ペナルティーエリア編

バンカー同様、ペナルティーエリアでも打ちにくい場合は、ルースインペディメント無罰で取り除くことが可能です。

ペナルティーエリアにボールが入ってしまった場合の4つの選択肢

①元の打った場所からドロップして打ち直す。(1罰打)

②ペナルティーエリアからそのまま打つことが可能。(無罰)

③ボールがペナルティーエリアの縁を横切ったと推定した地点を決める。
 ホールに近づかない、2クラブレングス以内のエリアにボールをドロップする。(1罰打)

④ペナルティーエリアの縁を横切った地点と、ホールを結ぶ後方線上に基点を決める。
 (距離の制限なし)1クラブレングス以内にドロップする。(1罰打)

パッティンググリーン編

新ルールでは、ピン(旗竿)を立てたままパットができる

ルール改正前は、パットを打つ時は誰かにピンを抜いて付き添ってもらわなくてはいけませんでした。新ルールでは、ピンに当たっても罰がなくプレー時間の短縮になります。

損傷箇所を修復することができる

新ルールでは、ボールマーク以外のスパイク跡や動物によって荒らされた損傷箇所を無罰で修復することが可能。
(エアレーションの穴は修復した場合、2罰打なので注意)

ボールを動かしてしまった場合

グリーン上で誤ってボールを動かしてしまった場合、元の位置にリプレースすれば無罰です。

リプレースすれば無罰

  • クラブがボールに触れてしまった
  • マークする時にボールを動かしてしまった
  • マークを蹴って動かしてしまった

【ゴルフルール】2019年の新ルールと知っていると得するルールのまとめ

  • ティーインググラウンドからティーイングエリアに名称が変更
  • ウォーターハザードがなくなり、ペナルティーエリアに名称が変更
  • スルーザグリーンがジェネラルエリアに名称が変更
  • パッティンググリーンバンカーは名称の変更なし

知っておきたい2019年改正の新ルール

 2019年改正の新ルール
ボールの捜索時間5分から3分に変更
ドロップのしかた肩の高さから膝の高さに変更
レディーゴルフの推奨ボール位置に関係なく準備ができたプレーヤーからプレーする
距離測定機器の使用2点間の距離計測に限られる(方位を確認するコンパスはOK)
2度打ち偶然の2度打ちは無罰
救済の申告同伴者、マーカーの立ち会い確認が不要
ボールが自分やカート、携帯品などに当たるボールが自分やキャディ、カート、携帯品に当たっても無罰でプレー続行できる

 

知っていると得をするルール

 2019年改正の新ルール
ティーショットで空振り再度ティーアップして2打目として打てる(1罰打)
ティーショットの1打目がOBの場合再度ティーショットから3打目として打つ OBは1罰打とし、2打目以降もボールを打った場所の近くにドロップして打ち直しをします ※ローカルルールあり
バンカー内のルースインペディメントバンカー内の分離した自然物小石などは取り除くことも可能
クラブがバンカーの砂に触れるボールを打つ前に、クラブがバンカーの砂に触れる(2罰打)
バンカーの3つの救済処置①アンプレヤブルを宣言し、後方線上から打つ(1罰打)
②2クラブレングス内のエリアにドロップする(1罰打)
③バンカー外から打つことが可能(2罰打)
ルースインペディメントを取り除くバンカー、ペナルティーエリアもルースインペディメントを無罰で取り除くことができる
ペナルティーエリアの4つの救済処置 ①元の打った場所から打ち直す(1罰打)
②ペナルティーエリアからそのまま打つ(無罰)
③ボールがペナルティーエリアを横切った地点から、2クラブレングス以内のエリアにドロップする(1罰打)
④ペナルティーエリアを横切った地点と、ホールを結ぶ後方線上に基点を決め1クラブレングス以内にドロップする
(1罰打)
カップの旗竿ピン(旗竿)を立てたままパットができる
グリーンの損傷箇所の修復ボールマーク以外のスパイク跡や動物によって荒らされた損傷箇所を無罰で修復できる
ボールを動かいてしまった時の救済処置原則は1罰打
クラブがボールに触れてしまった
マークする時にボールを動かしてしまった
マークを蹴って動かしてしまった
などは元の位置にリプレースすれば無罰