ゴルフの握りラスベガスのルールと注意点【ゴルフ初心者】

ゴルフの握りでラスベガスを知っていますか？

初心者ゴルファーはアメリカの歓楽地である賭博場をイメージするでしょう。以前

ゴルフの握りでオリンピックを紹介しましたが、ラスベガスも握りの一種。

ゴルフをしているとまれに上級者から持ちかけられます。

本記事はゴルフの握りでラスベガスのルールを知らないゴルファー向けに解説。

ラスベガスは賭けゴルフの中で最もギャンブル性が高く、初心者は間違いなく喝上げに遭遇するでしょう。

本記事を一読していただき、ラスベガスのルールと注意点、持ちかけられたときの対処法を紹介。

ラスベガスは最も大差がつきやすい

ゴルフの握りで聞き覚えのあるラスベガス。

賭けゴルフの中で最もギャンブル性が高く、得点の動きが激しいため点差は広がりやすい。

ゴルフ経験値が顕著に現れ、実力差が影響するゲームです。

ラスベガスは基本ルールに加え、オプションルールが多くあります。

後述で詳しいルールを解説するが、例えばバーディーを取り対戦相手の得点の桁をひっくり返せます。

よってゲームの得点差が大幅に広がり、オプションを加えることでばくちの要素が満載です。

ゴルフ初心者がラスベガスをするときの注意点

実力差が同じレベルのゴルファーで競う合うには、スリルや緊張感があり楽しめるゲームでしょう。

しかしゴルフ初心者が上級者と対戦する場合、かなりの点差で負ける可能性が高く痛い目に合います。

ゴルフのラスベガスは、1ホールで10点以上の点差が出るなど、賭けゴルフの中で最もギャンブル性が高い。

ラスベガスはどのようなルールなのか概要を理解しましょう。

ラスベガスは4人が、2組のチームに分かれて対戦するゲームです。4人いないとゲーム自体が成り立ちません。

握りはゴルフを楽しくするスパイス的なもの

結論から言うと、初心者は上級者からラスベガスに誘われても断りましょう。

日本でアマチュアゴルフ界の神と言われた中部銀次郎氏も「多少のニギリはスパイスになる」と言ってました。

しかし実力差があるゴルファー同士は、ラスベガスをするのは超危険。

スパイスどころか毒薬になる可能性大です。

ゴルフの握りで勝っても負けても良いと思えれば問題ないです。

だが負けたら懐具合が心配になる握りは違法性が高い。

プレー料金以上の金銭が動くのは、楽しく遊べるレベルを逸脱しています。

ラスベガスの基本ルール

ラスベガスの基本ルールを紹介します。

4人が基本で2対2のペアを組み、分かれて勝敗を競うゲーム。

人数が4人そろわないとゲームが成立しません。

各ホールでティーショットの打順でペアを組みます。

ホールごとに打順が変動した場合、ペアも各ホールで変わります。

ホールごとに個人の得点を記録し、18ホール終了した時点で得点を集計します。

公平のために打順を組み合わせに使う

ラスベガスは、ばくちの要素が強く握りゴルフで最も得点差が開きやすい。

ゴルフの実力が、互角のレベルであれば目がつぶれます。

しかし実力差が歴然としている場合、初心者は上級者からハンディキャップを付けてもらったり、レートを下げてもらったりしなければ、大差で負ける可能性があります。

極力公平性を保つために、打順を組み合わせのペアに使います。

最初のティーオフだけは、ティーペグの指した時計回りの順番やスタート抽選器（最初のティーショットの順番を決めるおみくじみたいな棒）で順番を決めます。

2ホールからは、Aチームを打順1番目のオナーと打順4番目のゴルファーがペアとなり、Bチームが2番目と3番目のゴルファーがペアを組みます。

スコアの結果次第でチームが変わり、ペアが固定されません。

ラスベガスのオプションルール

ラスベガスにはさまざまなオプションルールが存在します。

基本ルールに追加すると、よりギャンブル性が高まります。

上述のオプションルールがチーム戦で得点加算されます。

さらに個人戦の3パットの罰金、砂一（バンカーからグリーンオンして1パットで入れる）、微笑み返し（ドラコンやニアピンの権利を取りボギー以上打った場合、同伴者3人にポイントを払う）などオプションを加えると、お金の臭いがする違法性の高いギャンブルです。

ラスベガスの得点方法

握りゴルフのラスベガスは、ギャンブル要素が強くなる得点方法のルール説明をします。

ラスベガスを採用した場合、1ホールだけで得点差が開き、さらに18ホールまで継続されます。

ラスベガスの得点方法A

4人のうちABとCDがペアを組み、2組に分かれます。

ラスベガスだけでオプションルールがない場合です。

PER5の各プレーヤーのスコアはA氏「5」、B氏「7」、C氏「7」、D氏「8」です。

各組の得点はAB組「57」CD組「78」。

AB組が勝利で、21点がA氏B氏にそれぞれの得点。

ラスベガスの得点方法B

4人のうちABとCDがペアを組み、2組に分かれます。

ラスベガスのオプションルールはスコア10打以上が9打とし、バーディーは対戦ペアの得点が2桁目（十の位）と1桁目（一の位）がひっくり返る場合です。

PER4の各プレーヤーのスコアはA氏「3」、B氏「4」、C氏「5」、D氏「11」です。

CD組はD氏が「11」を「9」で計算し、CD組は「59」。

AB組はバーディーがあるため、CD組の桁が逆になり、CD組は最終的に「95」。

各組の得点はAB組「34」CD組「95」。

AB組の勝利で、61点がA氏B氏にそれぞれの得点。

ラスベガスの得点方法C

4人のうちABとCDがペアを組み、2組に分かれます。

ラスベガスでオプションルールは同ペアがパーで得点2倍とキャリーオーバー1回で2倍の場合です。

PER4の各プレーヤーのスコアはA氏「4」、B氏「4」、C氏「5」、D氏「7」です。

各組の得点はAB組「44」CD組「57」。

AB組「44」で同ペアがパーのため得点が2倍の「88」。

さらに前ホールが同点で、キャリーオーバーのため得点が2倍の「176」。

各組の得点はAB組「176」CD組「57」。

AB組の勝利で、119点がA氏B氏にそれぞれの得点。

ゴルフ計算機アプリGゲッター　

Google Playでチェックします。

ラスベガスの点数を、スコア入力するだけで自動計算。

ラスベガスだけでなく、オリンピックやニアピンの点数合計まで一発集計できます。

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ラスベガスで勝つための攻略

上述のラスベガスの得点方法を見れば一目瞭然で、1ホールに176点も得点差が開いたら血の気が引きます。

結論から言うと、初心者のうちは仲間同士でもラスベガスの賭けゴルフは断るべきです。

ゴルフが嫌いになっては本末転倒。

圧倒的に初心者に不利な握りは、場の雰囲気を壊さないように、丁重に断るのが賢い選択です。

同伴者の同調圧力もあり、やんわり断るのは難しい。

しかし自分が嫌ならキッパリ断るべきです。

半強制的に握りに参加させられる場合、レートを下げてもらう、ハンデをもらう、上級者とペアになるように4番目を狙うなどで傷口が広がらないように耐えるしかありません。

ゲームが始まったらコースメネジメントを考えて、最小スコアで上がるように集中します。

ゴルフで賭けをすると賭博罪になる

金品を賭けたゴルフは刑法第185条「賭博罪」に該当します。

ゴルフで賭けをする行為は、処罰される対象になるので絶対にダメ。

しかしゴルフを盛り上げ、ゲーム感覚で楽しむために賭博罪の適用外になるケースがあります。

かいつまんで言うと、その場で消費できる物であれば賭けても問題なし。

例えばゴルフ場の売店で、飲み物や昼食を賭けるのは大丈夫と言う解釈です。

まれに常識の範囲がぶっ飛んだゴルファーがいますが、賭けゴルフは金銭の受け取りは賭博とみなされます。

良識のある範囲で、握りゴルフを行うようにしましょう。

一時の娯楽に供する物とは？

握りゴルフは「一時の娯楽に供する物（一時娯楽物）」の範囲で行えば賭博罪にはなりません。

一時娯楽物の基準は、その場で消費できる物です。

金銭で即時に購入する飲食物の代金は、賭博罪の成否は成立しません。

賭博罪に該当する行為

一時の娯楽に供する物をこえる範囲で賭博行為を行えば、賭博行為が成立します。

金銭や現金を賭けた場合、少額であっても一時娯楽物になりません。

対象の現金や換金が容易なもの、その場で消費できない品物は賭博罪の成否が成立します。

まとめ

初心者は握りのラスベガスは避けるべきです。

上級者に大差で負けるのが目に見えます。

同伴者のレベルや握りのレートなどを良く考えて、握りを受けるかどうかの状況判断をしましょう。

まず自分より実力がある相手に、握りを率先して挑んでくる相手はいません。

万が一、上級者にラスベガスを持ちかけられたら、被害が最小に留まるようにレートを下げる、ハンデをもらうなどの交渉をしましょう。

初心者が握りに負けないコツはありません。

上級者に不公正な握りの誘いに乗らないことと、不利な条件を押し付けられないことです。

上級者に上納金を納めるような、喝上げに合わない努力も必要。