スライスの原因と改善のヒントとコツ【ゴルフ初心者】

ゴルフ初心者

スライスの原因と改善のヒントとコツ【ゴルフ初心者】

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ゴルフでボールが右に飛んでいくスライスで悩むゴルファーが多くいます。

スライスする原因を知りれば対策を講じることができます。ゴルフは気合と根性だけでは上達しません。


本記事では100切り目標達成を目ざすゴルフ初心者に向けて、スライスが出る原因と直すヒントとコツを解説。

スライスが改善されれば、飛距離が伸びターゲットに対して直線的に狙えるためスコアアップに貢献します。

自分のスライスの原因を分析して対策することが大切です。


本記事を一読していただきスライスで悩んでいるゴルファーのスライス改善のヒントになれば幸いです。

一日でも早くスライスが直り、100切り目標を達成することを願います。

スライスを克服すれば、ショットの精度が向上しスコアアップが期待できます

スライスの症状は3種類

スライスは3種類に分かれます。共通項はオープンフェイスで距離が出ないことです。

プッシュスライス

インサイドアウトの軌道でフェイスがオープンになっているのが原因。ボールの打ち出しが右から、さらに右に曲がります。

ストレートスライス

適正な軌道で真っすぐ飛びますが、フェイスがオープンになっていることが原因。打ち出しはストレートですが、徐々に右に曲がります。

プルスライス

アウトサイドインの軌道でフェイスがオープンになっているのが原因。ボールの打ち出しが左で、そこから右に曲がります。

アドレスの段階でスライスが出る要因

スイングするアドレスの段階で、スライスが出る傾向の要因があります。

スライスが多いゴルファーは一度自分のアドレスを見直しましょう。
自分では分かりづらいため、練習場にある鏡で見たりスマホで動画撮影をしたりして確認しましょう。

アドレスで前傾姿勢がとれていなく、棒立ちの構えなど最初の基本を間違えると、スイングする前にスライス確定です。

間違えたアドレスで地道に練習しても、悪い癖がつくばかりで本末転倒です。

スイング軌道

スライスが出るゴルファーはアウトサイドインの軌道になっています。

スイング軌道はアウトサイドイン、インサイドアウト、インサイドインの3種類です。

アドレスの姿勢

スライスで悩むゴルファーは、ターゲット方向より左を向き肩のラインが開いています。

フェイスがスクエアにセットできても、肩のラインを開けばフェイスがオープンになります。

アドレス後方から見たときは、左腕が右腕より上にあります。

右肩が前に出て右サイドがかぶった構えにならないようにします。肩のラインを飛球線方向と平行にアドレスできるように注意しましょう。


ゴルフは構えて体の横にボールを飛ばすゲームのため、アドレスした状態でターゲットを確認すると大半のゴルファーが右側を向きます。

右側をターゲットとして錯覚しないために、飛球線後方に立ってから目標を決めてアドレスします。

アドレスでターゲットに対してスクエアに構えることが大切。

真っすぐ飛んでいるのに右に飛ぶのは、最初のアドレスの段階で右を向いている可能性大です。
アライメント(ターゲットとボールを結ぶ飛球線)に対して、クラブフェイスや肩ライン、足のラインを平行に正しく構えることが重要。

ボール位置

ドライバーのボール位置は左脇の真下、9番アイアンはスタンスの真ん中を基準にして、クラブ番手で変わります。

極端に右に寄り過ぎると、右に飛ぶミスが出たり低い球が出たりします。
反対に左に寄り過ぎると、スイング軌道がアウトサイドインになりやすい原因です。

ミドルアイアンの7番アイアンは、スタンスの真ん中よりボール1個分を左寄りに置き、使用するクラブでボールを適正位置にセットします。

グリップの握り方

ゴルフにとってグリップは、クラブとの唯一の接点のため非常に大切です。

グリップは万人に共通する最適のグリップがありません。
利き手や手の大きさ、フィーリングがあるため、スライス矯正の観点からクラブを上手に扱うためにグリップの握り方を簡単に紹介します。

グリップは手のひらを使って握るパームグリップやボールがつかまりにくいウィークグリップはフェイスが開きやすくスライスが出やすい傾向にあります。

スライス矯正にはアドレスをしたときに、指で軽くグリップするフィンガーグリップで(フックグリップ)ストロンググリップがクラブのフェイスを開きにくくするためオススメ。

ストロンググリップは意識的にインパクトでフェイスを閉じる動作をしなくてよいからです。

アドレスのときにターゲットに対してフェイスをスクエアに構えることも大切。
グリップひとつで球筋が変わるため、自分に合う最適なグリップを追求しましょう。

ストロンググリップとは

 手元を自分から見て左手の付け根コブシが、2つ以上見えるように握るグリップです

アドレス時のグリップ位置

アドレスのグリップ位置は、左足太ももの内側の前です。

グリップの手元を飛球線方向に出すハンドファースト気味に構えます。
極端なハンドファーストであったり、ハンドレートだったりする構えは適切ではありません。

変則な構え方をするとスライスだけでなく、他のミスショットを誘発します。

スライスが出る原因と改善方法

ゴルフスイングの動きは連鎖反応のため、ワンポイントだけ直しても悪い現象が他で現れたりします。

スライスが出るさまざまな原因と改善方法を紹介します。

フェイスが開く

バックスイングからインパクトにかけて、フェイスが開くとボールはスライスになり右に飛びます。

まずフェイスがインパクトでスクエアに当たり、ボールが真っすぐ飛ぶか、ドロー回転して左に飛ぶことを目ざします。
9番アイアンのハーフスイングから始め、慣れてきたら徐々にスイング幅と番手を大きくします。

ドライバーでスライスが出るゴルファーも、アイアンと同様にハーフスイングから練習します。

フェイスが開かないように握る

グリップの握りで紹介したが、左手の甲が上を向くようにクラブを握ります。

ウィークグリップになっている場合、フックグリップに握りましょう。

シャフト軸が右回転するのを制限するので、フェイスが開きにくくなりスライスが軽減します。

シャフトを左に軸回転させる

バックスイングから切り返しの過程で、シャフト軸を回転させシャットフェイスにします。

右手は掌屈、左手は背屈を意識するとフェイスは閉じます。

ヒジや手首を力まないで、ゆっくりシャフトを左に軸回転させフック回転をかける練習をします。

手首を返したり、急激にフェイスを回転させる動きはNG。引っ掛けやチーピンの左に飛んでいくミスが出ます。

最初からシャットフェイスで構える

ラウンドでスライスが止まらない場合、アドレスの段階で最初からフェイスをかぶせてシャットフェイスで構えます。

ラウンドを重ねてボールがつかまってきたら、フェイスを徐々にスクエアに戻します。

一時的な対処方法のため、日頃の練習で根本的に直す必要があります。

アウトサイドインの軌道

フェイスの開きが直りまだスライスが出る場合、スイング軌道に問題があります。

バックスイングの切り返しで、トップの位置より高い位置からクラブが下りてくるスイング軌道がアウトサイドインの軌道。
いわゆるカット打ちで、ボールにサイドスピンがかかりスライスします。


ボールに早く当てたい意識から、右肩が突っ込み軌道が外側から下りてきます。

対処方法は、バックスイングでクラブヘッドを真っすぐかアウトサイドに上げ、ボール位置の後方で時計回りにループしてクラブを振ります。時計回りは自分から見て、右回りのスイング軌道です。加えて左に回転する動きも同時に行います。

体を止めて後方でクラブを振っても、クラブフェイスは開きます。右に飛ぶボールやシャンクが頻繁に出ます。

右回りのスイングと左への回転は忘れずに行いましょう。

素振りを繰り返すうちにインサイドからクラブを下ろす感覚が身につきます。
意図的にフックボールを打つことは、カット打ちを直す練習につながります。

手元が体から離れる

手元がインパクト以降に浮き体から離れる場合、左手でクラブを体側に引っ張れないのが原因です。

インサイドアウトの軌道でなく、あくまで目ざすのはインサイドインの軌道です。インパクトで手元が体から離れないのが前提です。

使用するクラブのライ角が合っていない

ライ角の適正は、インパクトでソール部分のトウ側とヒール側が左右対称にこすれます。

トウ側が多くこすれる場合、球が右に出る傾向が強いです。


自分に合ったライ角に調整するには、アップライトに調整する必要があります。

スイング軌道などに関係するため、最適なライ角のクラブを使用しましょう。
自分の体形と合わないライ角のクラブを使い続けると、変な癖がつきスイングを壊します。

腰の回転を止める

スイングのトップからフィニッシュまで、腰は左側に回転し続けます。

腰の回転を止めると、手でクラブを返すことになるためフェイスが開けばスライス、閉じれば引っ掛けのミスが出ます。


スイングの精度を高めるには、極力フェイスローテーションの動きを抑え、体の回転でボールを打つことです。

腰の回転を止めた場合、手打ちスイングになりスイングの再現性が低下します。


切り返しで左腰が低く、右腰が高い状態をキープしてインパクトを迎えます。

前傾姿勢を保ち骨盤を上手に使うには、左腰が低く右腰が高い状態でインパクトします。
逆の動きをすると腰の回転ができなくスライスを誘発します。

クラブを手で担ぎ上げる

前傾姿勢が正しくとれないと、腰が回らず手を使ってクラブを上げます。

テイクバックの早い段階で右肘が曲がると、インパクトでフェイスが開きスライスします。

左肘を伸ばした状態でテイクバックすると、右肘は90度以上曲がりません。

アドレスしたときの両肩とグリップ位置の三角形を崩さないようにハーフスイングから素振りやボールを打つ練習をしましょう。

手元始動で上体が突っ込む

手元から始動し上体が突っ込むと、アウトサイドインの軌道になり典型的なカット打ちです。

カット打ちはスライス確定のため、右にボールが飛びます。


難易度は高いが、上半身の力みをとり下半身から始動するのが理想スイング。

下半身主導のスイングを目ざすには、ステップドリルがコツです。
通常通りアドレスを構えます。左足を1歩ほど左上に踏み込んでからボールを打ちます。

素振りから始めて、ハーフスイングからスイング幅を徐々に大きくします。下半身から動きが始まり遅れてインパクトする感覚を覚えれば、スイングの下半身主導のコツをつかめます。

スライスが改善するとゴルフが劇的に変化します

スライスが改善するとメリットだらけで、ショットの精度が向上します。

スライスで悩んでいるゴルファーは、地道な練習で一日でも早くスライスを克服しましょう。
スライスを改善することは、ゴルフ上達の近道です。

飛距離が伸びます

スライスボールはボールにサイドスピンがかかり右に曲がり、飛距離がでません。

出球がストレートやドロー回転をすると、直進性が強まり飛距離が出てボール初速が出ます。

風があるときは、風に負けない強いボールが打てます。

ターゲットを狙いやすくなる

スライスが改善されると、距離感のバラツキが減ります。方向性と距離感の精度が向上します。

スライスのときは、フェアウェイをキープするために右に曲がる前提で左にボールを打ち出します。

スライスが改善されれば、ボールの曲がりを計算せずターゲットに対して直線的に狙えます。

距離のあるショートホールやパー5では、スコアが良くなる可能性がある

スライスはボールにサイドスピンの回転がかかり、こするので飛びません。

距離のあるショートホールやパー5のホールでは、飛距離がスコアアップに直結します。

スイングが改善される

スライスはカット打ちの状態なため、スライスが直るとスイング軌道がキレイに見えます。

効率の良いシンプルでキレイなスイングを目ざしましょう。

まとめ

スライスは、飛距離をロスし風にも影響されるためゴルフをより難しくします。

グリップやアドレス、アライメント、フェイス管理、スイング軌道などスライスする原因はさまざま。


自分のスライスの傾向を分析し、対策することで次のラウンドに生かせます。

自己流でゴルフを練習するゴルファーは、ゴルフレッスンで基本を教わることをオススメします。

遠回りせずにゴルフ上達するヒントをつかめます。