ゴルフ上達にはフェイスローテーションを抑えることがカギ【ゴルフ初心者】

ゴルフ初心者

ゴルフ上達にはフェースローテーションを抑えることがカギ【ゴルフ初心者】

「本記事はアフィリエイト広告・広告が含まれています」

スイングのインパクトでフェースをスクエアにするには、フェースローテーションが関係します。

フェースローテーションとは、クラブフェースを開閉させること。
最近のスイングは、フェイスローテーションを抑えるスイングが主流です。

本記事は100切り目標を目ざすゴルフ初心者に向けて、スイング中のフェースローテーションの抑え方を解説します。

フェースローテーションの開閉量が多いと、インパクトが安定せずさまざまなミスショットが発生します。

フェースローテーションを抑制できれば、ボールの方向性やスイングの再現性が上がります。

本記事を一読していただき、ゴルフ上達のヒントにしていただけたら幸いです。

スイング中のインパクト前後でフェースをキープできれば、ショット精度が向上します。
フェースローテーションを抑えるには、手よりカラダを使ってスイングすることです。

フェースローテーションとは?クラブフェースを開閉させること

フェースローテーションとは、クラブフェースを開閉させることです。

スイングのインパクトで、フェース管理することがスイング精度を高めるために重要になります。

スイング中のフェースローテーションはどのように発生し影響があるかを深掘りします。

フェースローテーションとアームローテーションの違い

フェースローテーションは、スイングでカラダが回転しただけでフェースも開閉します。

テイクバックからトップでフェースが90度開き、ダウンスイングからインパクトでフェースが90度閉じます。
手元と体の位置関係が変わらなければ、カラダが90度回転すればフェース面も同じように90度回転します。
これがフェースローテーションです。


一方のアームローテーションは、カラダの回転以上に手や腕を積極的に使います。
カラダの回転以外に手を使うため、インパクトまでにフェースコントロールするのが難しくなります。

インパクトでフェース開閉が多いと、振り遅れや引っ掛けのエラーが生じる可能性大です。

インパクトでボールに当たる瞬間、フェースをスクエアに戻せればショットが出ません。
しかしスイング中にフェースを戻す動作は複雑でスイング再現性に欠けます。

ゴルファーのスイングには、フェースローテーションの開閉差はさまざまです。

フェースローテーションは、自分で意図的に行うものではありません。

3種類のフェースローテーション

フェースローテーションは、3種類の方法があります。

スイング中のインパクトでフェースコントロールするために重要な要素です。

フェースローテーションの3種類の方法

  • 手や腕を使う
  • シャフト軸をねじる
  • シャフトを立てる

開閉型スイングのフェースローテーション

手打ちのスイングで、手首の返しや腕のローリングによりフェースの開閉をします。

スイング中のインパクトのフェース向きでショットの方向性が決まります。

インパクトでフェースをスクエアにできるかが生命線です。


スイング中にカラダよりも、積極的に手と腕を使います。

開閉型スイングの特徴

  • フェースの開閉量が大きい
  • 球が左に飛びやすい(引っ掛けやすい)
  • 振れば振っただけ曲がる可能性がある
  • インパクトゾーンが短く点である

ヒンジを使うフェースローテーション

ヒンジを使うには、シャフト軸を回転させ左手が掌屈と右手が背屈の形です。

テイクバックでクラブフェースをシャットに上げ、手や腕の動きよりカラダの回転でスイングします。


開閉型スイングよりもフェースローテーションが抑制できます。
インパクトの形ができダウンスイングでカラダの回転を使えば、掌屈のハンドファーストインパクトです。

合わせて読みたい
スイングにおける掌屈をマスターするコツと驚くべき効果【ゴルフ初心者】

スイング理論である掌屈(しょうくつ)。端的にいうと、ゴルフスイングでの掌屈は左手の平側に手首を折る動作のこと。 ゴルフをプレーする上で掌屈がなくてもゴルフはできます。しかしスイングに悩みがあり、ショッ ...

続きを見る

ハンドアップのサムダウンのインパクト

インパクト前まではヒンジを使うフェースローテーションと同じ過程です。

インパクトでは右の側屈で右肩が下がり、左肩が背中後方に上昇します。
インパクトの形はハンドアップで左手の親指が下を向くサムダウンの形です。

掌屈でハンドファーストの形もハンドアップで位置が変わるだけで同じです。

サムダウンはインパクトでボールに強い圧力をかけられ、球がつかまります。
サムダウンのインパクトは過度なフェースローテーションを防止します。

フェースローテーションを抑えるのは、ショット精度を高めるためです

フェースローテーションを抑制することは、手の動きを抑えることです。

体の回転以上に手が動くと、スイングにズレが発生します。

例えばトップでクラブを担いだり、フェースを開きながらクラブを上げたりすることです。

ボールが当たるインパクトまで開いたフェイスを戻す必要があります。一度開いたフェースをスクエアに戻すのは大変です。

スイングの再現性や安定性を求めるには、フェースローテーションを抑えるべきです。その理由を後述で深掘りします。

フェースローテーションを抑えたスイング

後述で説明する最近の主流のスイングです。クラブの偏重心特性を活かしたスイング。
最近の大型ヘッドのドライバーは、慣性モーメントが大きいためフェースが返りにくいです。

慣性モーメントが大きいことは、クラブのヘッドターンがしにくくクラブの操作性が悪いこと。
一度開いたフェースをスクエアに戻すのが難しくなります。

フェースが戻りづらい理由から、フェースローテーションを抑えたスイングがクローズアップされています。

フェースローテーションを積極的に使うスイングより、スイングの再現性が高くインパクトが安定するなどの利点があります。

フェースローテーションを多く使うスイングは、手打ちの開閉型スイング

ローテーションを多く使うスイングは、手打ちの開閉型スイングです。

フェースの動きは、テイクバックと切り返しで開きます。
その後フェースの動きがインパクトでスクエアになり、フィニッシュで閉じるフェースローテーションの大きいスイングです。

開閉型スイングは、インパクトでフェース管理しにくい難点があります。

以下もフェースローテーションを多く使うスイングの特徴です。

スイングの再現性に欠ける

テイクバック切り返しでは開きながらクラブが上がり、ダウンスイングでは閉じながらインパクトでスクエアにします。

インパクト後はフェースが閉じながらフィニッシュを迎えます。


インパクトでフェース向きをスクエアに戻すのに難易度が高いです。

インパクトゾーンも短いため、ボールに当たる瞬間までにフェースをスクエアに戻さなければなりません。

インパクトが短く点になりミスヒットに弱い観点から、スイングの再現性に欠けます。

インパクトでタイミングを合わせるのが難しい

短いインパクトになりフェースをスクエアに保たなければ、ボールは真っすぐ飛びません。

インパクトのタイミングが生命線といっても過言ではありません。


インパクトのフェースアングルで、方向性の安定が左右します。
インパクトでフェースがかぶれば左に飛び、逆に開けばスライスします。

その日のプレーヤーの手先の感覚に頼るため、普段からの練習の調子に左右されます。

ゴルフが複雑になる

開閉型のスイングは、カラダの回転よりも手や腕を積極的に使う手打ちスイング。

スイングのフェースが開閉する中で、インパクト直前にフェースをスクエアに戻す動作が入ります。
このインパクトのフェース管理を毎ショット安定して管理するのが困難です。

スイングの切り返しで、一度開いたフェースをインパクトでスクエアに戻すのが至難の業だからです。

フェースをインパクトでスクエアに戻せないことで、さまざまなショットの弊害が出ます。

ボールの方向性が悪い

フェースローテーションの大きいスイングは、ボールが左右に分散しやすい。

ボールの方向性が安定しないのは、短いインパクトゾーンでフェースをスクエアに戻すのが難しいからです。

フェースローテーションを多く使うスイングは、カラダより手や腕を積極的に使います。

スイングのリリースも、プレーヤーの手元の感覚に任せる形です。

タイミングが早い遅いでダフリやトップのミスが出ます。

フェースコントロールでショットの良し悪しが決まる

ショット精度の高さは、インパクトゾーンのフェースコントロールで決まります。

インパクトでフェースをスクエアにするためにタイミングを適正な位置で取らなければなりません。

スイング中のタイミングが変わるのは、チョットした力の入れ具合や手元の感覚の状況で変化するからです。

ゴルフ練習をサボるとミート率が落ちる

アマチュアゴルファーで毎日ゴルフ練習ができる方はまれでしょう。

大半のゴルファーは週に1~2回程度ではないでしょうか?

練習環境が整っているゴルファーは別として、ローテーションを多く使うスイングはインパクトのフェース管理を安定させるのが難しいです。

ゴルフ練習の期間を空けたりすると、ショット精度が極端に下がりミート率も落ちます。

レッスンプロに教わり遠回りした過去

自分が過去ティーチングプロに教わったレッスン内容のお話です。

レッスン期間は約1年半の月4回ペース。当時平均スコア90前後で伸び悩んでいました。

当時、話題になった桑田泉プロの「前倒し」というワード

当時のレッスン内容は積極的にアームローテーションを使い、ボールをつかまえる練習でした。

インパクト前に左手を右手が追い越します。右手が上にくるように手首を返す動きです。
当然インパクトではクラブフェースは左を向き、超シャットフェースのためチーピンか左にしかボールが飛びません。

当時自分は言われるままに、意味のない間違った練習を繰り返していました。


当時の教わったティーチングプロは、桑田泉プロの「前倒し」の内容を一時的に教えていました。

桑田泉プロ本人はもらい事故ですが、直接教わった訳ではありません。


当時の自分が教えてもらったティーチングプロが「前倒し」誤解したレッスン内容だと思います。

レッスン中にティーチングプロとの質疑応答です。

「ボールが左にしか飛びません。どうやって球を逃しますか?」

「本当に体を止めて手を返すのですか?」

「手首を返したらハンドファーストにならないと思いますが?」

「手首の返しが足りません。インパクト前でもっと極端に手首を返してください。」

ティーチングプロ

「フェースがインパクトで左を向いているので、左にしか飛ばないと思うのですが?」

「練習が足りないからだよ!」

ティーチングプロ

「アプローチはそんなことをやりませんよね!」

「アプローチでも同じことをやってください!」

ティーチングプロ

「本当ですか!」

上記内容のやり取り以外に、似た内容を質問しましたが明確な回答が得られませんでした。
当時の自分はスライスよりも、引っ掛けがたまに出るのとミート率が悪いのが悩みでした。

当時は月に1~2回の少ないラウンドペースだったので、かえって良かったです。

常にショットで左が気になり、隣コースからボールを打つことが多くありました。インパクトでタイミングを合わせるのが非常に難しく、クラブを振れない状態です。


ゴルフ上達の努力の方向性が間違っていると思いました。

レッスン前よりスイングがひどくなるのを実感したので、レッスンは自然にフェイドアウト。


一度悪いクセがつくと、修正するのに時間がかかります。

現在は他のティーチングプロに教わり、質問には的確に回答してもらえます。

一方通行の自分に合わないレッスンの末路

過去に教わったレッスンプロでも、抽象的で感覚表現が多い、気合と根性のようなレッスン、宗教のようにゴムを振らさせるレッスン、質問には一切応じない一方的なレッスンがありました。

ゴルフスイングの感覚的なものを言語化して表現できる、ヒントやコツを与えるのが理想のレッスンだと思います。

レッスンプロとの相性もあります。
毎回ワンパターンのレッスン内容や教え方に一貫性がないなど、冷静に検討したほうが良いケースです。

一方通行の自分に合わないレッスンは、結果が出なくモチベーションが落ちて時間やお金も無駄にします。

最近のゴルフスイングの傾向

最近のスイングは、シンプルな動きで再現性の高いことです。

ゴルフクラブの偏重心特性により、クラブの動きを体が阻害しないようにします。

フェースローテーションを抑制し、手先や腕よりもカラダの回転を多く使ったスイング傾向です。


最近のスイングは開閉型のスイングと比べ、インパクト前にタイミングの調整をしません。
スイング中の動きの工数が減るのでシンプルです。

過去に行ってきたスイングで、ダメとされる動きがあるので慣れるまで大変です。
しかし開閉型のスイングのデメリットをカバーするため、取り組む価値があります。

スイングの精度を高めるには、手や腕の感覚に頼るのではなく、再現性の高いカラダの動きを利用するためショット精度が向上します。

フェースローテーションを抑えて、体の回転でスイングする

フェースローテーションを意識的に制御することは、ショット精度の向上につながります。

極力フェースの開閉を減らすため、テイクバックではフェースをシャットに上げます。
切り返しまでにインパクトの形を作りカラダの回転でスイングします。

上半身は球をつかまえる動きを入れ、後半は体の回転で球を逃がす(スライス要素を入れる)動きをします。

インパクトで、クラブフェースが勝手に相殺されます。

つまりフェースローテーションを抑えて自然に発生させ、カラダで回転するスイングです。

手や腕を積極的に使うスイングより、カラダの回転を多めに使うスイングのほうがフェースローテーションが少なくなります。

テイクバックでフェースを閉じて使い、カラダの回転でスイングする

テイクバックでフェースが開かないようにシャットフェースでクラブを上げます。

トップから切り返しでフェースは開き、ダウンスイングの右足の付け根にグリップが下りてきます。
その位置のフェースアングルが非常に重要。

インパクトも大切ですが、フェースの向きが適正でないとボールが左右に暴れます。

カラダが動いた分だけ手と腕が動き、最小限に上半身の動きを抑えることがフェースローテーションの少ないスイングになります。

スイングがシンプルになる

フェースローテーションは、自分が意図的にフェース開閉を行いません。フェースローテーションは、スイング中に自然な現象で起こります。

スイング中に腕をローリングさせたり手首を返したりしたら、18ホール安定してプレーするのが超絶に難しくなります。

スイング中はフェースローテーションを制御して、フェース管理することが重要。

開閉型のスイングは開いたフェースをインパクトまでに戻す動作が入り複雑です。


最近のスイングは、閉じてフェースを上げ、インパクトを迎える前に掌屈とハンドファーストの形を完成させカラダで回転します。

簡単ではないが、スイングがシンプルです。

まとめ

スイング中のテイクバックではシャットフェースでクラブを上げ、インパクトではカラダの回転でスイングするのが合理的です。

バックスイングでフェースローテーションを抑制し、クラブフェースが開かないように管理します。


最近のスイングは手の動作よりカラダを使ったスイングです。

フェース開閉の多い手先を使うスイングは、ミスショットを誘発します。


ゴルフ上達を目ざすなら、フェースローテーションを徐々に減らしたスイングに挑戦するのをオススメします。

手や腕の感覚に任せるスイングより優しくないが、最近のフェースローテーションを抑えたスイングのほうがショット精度が上がります。