突然、ボールに当たらなくなったときの6つの対策と練習方法【ゴルフ初心者】

ゴルフ初心者

突然、ボールに当たらなくなったときの6つの対策と練習方法【ゴルフ初心者】

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「ラウンド前に、突然ボールに当たらなくなった経験はないでしょうか?」

スタート直前の練習で、ミスショットを連発すると不安になりパニクりますよね。


本記事では100切り目標を目ざすゴルフ初心者に向けて、突然ボールに当たらなくなったときの悩みを解説します。


ボールに当たらなくなる原因は、ゴルファーによりさまざまです。

  • 正しいアドレスができていない
  • カラダが上下左右にブレすぎている
  • 力んだスイングになっているなど

ボールに当たらないときの対策は、コース本番でいきなり使うのではなく日頃の練習で試します。

地味な作業ですが、基本の反復練習を繰り返しボールに当たる感覚を養います。


ゴルフ初心者を含めゴルファーが、ボールに当たらなくなるときは原因があります。

ショットの精度を高めるには、インパクトゾーンを安定させることが不可欠です。

本記事を一読していただき、自分のスイングにフォーカスし、突然当たらなくなったときの参考にしてください。

突然ボールに当たらなくなったり、調子の波が急降下になったりする日は必ず訪れます。

本記事を一読していただき自分なりの調子を戻すコツを探しましょう。

突然、コースでボールが当たらなくなる4つの原因

ボールが当たらい理由は、カラダがアドレスの位置からズレることです。

アドレスから始まりテイクバックからインパクトまでに、ボール位置にクラブヘッドが戻らずカラダの位置がズレるためミスショットが発生します。

下記の4つは、ボールが当たらなくなる原因です。

正しいアドレス(構え方)ができていない

ボールを打つ前段階として、アドレス(構え方)が大切です。

悪いアドレス

  • 突っ立っている棒立ちのアドレス
  • 頭が下がりすぎのアドレス
  • 反り腰になりすぎているアドレスなど

アドレスができていないと、上手にボールを打つことができません。

ボールに当てることができても、手を使ってアジャストしているため、再現性が悪く結果的にミート率が下がります。

骨盤が前傾し、お尻が高い位置にあるプロゴルファーのようなアドレスが理想です。

体が上下しブレすぎている

スイング中にカラダが上下に動くと、ボールとカラダの距離が変わります。

多少であれば問題ないが、ブレすぎるとミート率が下がりボールに当たらなくなります。

体が左右にブレすぎている

スイング中でスタンス幅以上に、左右のブレの動きが大きいゴルファーがいます。

ボールを打つ瞬間のインパクト直前で、クラブヘッドが元の位置に戻ればボールに当たります。

しかしカラダがブレている場合、ミート率が下がり上手にボールにコンタクトできません。

力んだスイングになっている

過度に力むと上手にスイングできません。特に上半身をゆったりして、力まないアドレスが重要です。

力みのスイングになる原因

  • グリップを強く握りすぎる
  • 両腕に力が入りすぎる
  • 肩に力が入るなど

コースでボールに当たらなくなったときの6つの対策

後述する6つの対策は、日頃の練習でも取り入れます。

ラウンドで、いきなりぶっつけ本番で使うには難しいでしょう。

非常時に困らないように日頃の練習で、最初の10~20球程度を試します。


調子がイマイチなときは、6つの対策を試すことでミスショットの度合いを軽減します。

6つの対策を試してミート率の改善につながれば、ゴルフ経験値が上がります。

クラブを短く握る

ゴルフクラブは長くなるほど、ボールに当てる難易度が上がります。

9番アイアンとドライバーでミート率を比べましょう。
ドライバーより9番アイアンはクラブを操作しやすく、ボールに当たる確率が高いはずです。


ラウンドで普段より「ミート率が悪いな!」と感じたら、指2本分ほど短く持つとミート率が上がります。

飛距離は極端に落ちなく、ボールの方向性もアップし安定につながります。

ミート率が改善されたら、徐々に普段のグリップに戻します。

アドレスのスタンス幅は肩幅くらいにする

アドレスのスタンス幅を普段より狭くします。

スタンス幅を狭くすることで、体重移動がしにくく左右にスイング軸がブレなくなります。

スタンス幅を狭くしても左右に動くゴルファーは、腰骨を左右に動かさないように意識しましょう。

ベタ足スイング

スイング中に足の裏を、地面から離さないベタ足でスイングする方法です。

どうしても左右に大きく体重移動をして、ボールに当たらないゴルファーには有効です。

しかし誤解してほしくないのは、カラダの回転を止めて手だけでスイングするのはNGです。


フェースローテーションの開閉が多くなり、方向性が安定しなくなるからです。

インパクトからフォローに向けては、ベタ足を解いて左に回転しましょう。

バックスイングをコンパクトにする

ハーフスイングのイメージで振ります。テイクバックで手の位置が腰の高さまでクラブを上げます。

フォローはクラブの重みで振られてください。距離を飛ばす必要はありません。


普段の練習では9番アイアンで20ヤードほど飛べば良いでしょう。

時計の短針位置に例えると、テイクバックは9時まで上げて、フォローを3時までのスイング幅にするイメージです。


いつものスイングが、腕でクラブを担いで上げるとミート率が落ちます。

手の余分な動きを減らして、カラダの回転を使うスイングのほうがミート率と再現性が上がります。

スイングスピードを3割ほど落とす

普段のスイングスピードが10割の場合、3割ほどスピードを落としてゆったり振ります。

ここで注意したいのは、インパクト前後でスイングスピードを弱めることではありません。


スイングスピードを一定に保ち、全体の力加減が7割ほどでスイングします。

インパクト前後にスイングを弱めることは、手で微調整する動きです。

スピードを落とすことで、フェースの向きやスイング軌道、何が悪いのか自分で気づく可能性があります。

そもそもボールに当たらない段階で、スイングスピードをマックス10割で振ってはいけません。

コック・ヒンジを使わないスイングをする

ゴルフスイングで手首を使わないことはありません。

ボールに当たらなくなったら、手首の動きを制限するイメージを持ちます。

コックとヒンジは極力使わない意識が大切。手首を使いすぎると、さまざまなミスを誘発します。


ゴルフスイングはコックとヒンジが組み合わさった複雑な手首の動きをします。

手首の動かし方を間違えると、ボールに当たらなくなります。

自分の意識で手首を動かさず、手首を固めてはいけません。

クラブヘッドの重みで、自然で無意識に動く感覚が理想です。

コックとは

 コックとはゴルフのバックスイングのときに、手首を親指方向に曲げる動きです。

コックを使うことで、ヘッドスピードが出て飛距離アップにもつながります。コックはリストコック、コッキングと言われます。

ヒンジとは

ヒンジとは右手の甲側(左手の手のひら側)に手首を曲げる動きです。コックを縦のコックに対してヒンジは横のコックの動きです。

ヘッドスピードが出て飛距離アップが望めるのはコックと同じです。最近のスイングでは、縦のコックより、ヒンジコックが重要です。

スイングのインパクトでボールに当たる瞬間、ヒンジの動きがないとボールに届かなかったり、クラブフェースがスクエアに戻らなくなったりします。

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ポジションシステムの定義を解説

練習ドリルを説明する前に、ポジションシステムの定義を解説します。

ゴルフスイングを10分割まで細分化します。ポジションは以後、頭文字の「P」と略します。

このP1からP10に分類されたクラブポジションがポジションシステムです。

スイングを解析するときに、各ポジションで理想とするクラブポジションがあります。


ゴルフスイングの言語化しにくいカラダの動きやクラブ挙動を「P6でフェースがオープンになっています」と表現できます。

ポジションシステムは、ゴルファーのスイング改善の説明で役立ちます。


実際にスイング中のテイクバックは、動画などで見ないと自分ではわかりません。

プロゴルファーのスイングと比較して、悪い動きやクセのスイングを改善する説明としてポジションシステムは便利です。

ゴルフスイングを分析するときのポジションシステムの定義

ポジションシステムでは、スイングがP1からP10までに分割され、スイング改善やショット精度向上に役立てます。

あくまでゴルフスイングは一連の動作でスイングします。


ポジションシステムの分割は、スイングしたときに各ポジションを見直すことでスイング改善に役立てます。

スイングの形にこだわってはいけません。
普通にスイングしたときに無意識にポジションシステムの正しい動きができているのが理想のスイングです。


悪い例は、ダスティンジョンソンの掌屈の形に寄せ、意図的に形だけをマネる行為です。

スイングの流れを考えないで、単体で切り取ることに意味はありません。

以下はポジションシステムP1からP10までの定義を説明します。

スイング分析するときのポジションシステムの定義

  • スイング分析するときのポジションシステムの定義
  • P1=アドレス
  • P2=バックスイングでシャフトが地面と平行な位置
  • P3=バックスイングで左腕が地面と平行な位置
  • P4=トップポジション(ダウンスイングに移行する直前)
  • P5=ダウンスイングで左腕が地面と平行な位置
  • P6=ダウンスイングでシャフトが地面と平行になる位置
  • P7=クラブヘッドがボールに当たる瞬間
  • P8=フォロースルーでシャフトが地面と平行になる位置
  • P9=フォロースルーで右腕が地面と平行になる位置
  • P10=フィニッシュ

すべてはインパクトゾーンを安定させる目的の練習ドリル

ゴルフはインパクトゾーンの結果次第でショットの良し悪しが決まります。

上述の6つの対策は、インパクトゾーンを安定させる手段の練習です。

次に紹介する練習ドリルは、正しいインパクトゾーンから逆算して、腕に頼らなくカラダの回転でスイングできているか、ミート率や方向性は問題ないかを確認する練習ドリルです。

あくまでスイングチェックやスイング改善の目的のため、ボールを飛ばす必要はありません。

クラブフェースの向きや前傾姿勢などに注意し、5割程度の力感で練習しましょう。

P6からカラダの回転でボールを打つ練習ドリル

スイングはP6までクラブが下りてきたら、後は何もしないでカラダを左に回転するだけです。

手元はP6の状態からスタートし、左に回転するだけなので距離は飛びません。

P6からカラダの回転だけでボールを打つ感覚を養うドリルです。


今まで手の感覚に頼ってきたゴルファーには、手や腕の動きを制御してスイングするのは難しいかもしれません。

力まないでスムーズに回転できるまで最初の練習のウォーミングアップに取り入れましょう。

ハーフスイングの練習は基本の鉄板ドリル

プロゴルファーでも取り入れる基本中の基本である鉄板ドリル。

スイング精度を向上させるには、インパクトゾーンをいかに安定させるかがカギです。

上述で説明したハーフスイングは、時計の短針で9時から3時までの腰から腰の動きです。


最初の練習にウォーミングアップとして取り入れましょう。

調子が悪いときこそ、スイングスピードを5割程度にして、力の入れ加減やフェース向き、前傾姿勢などに注意しながら丁寧に行います。

ゴルフは基本が大切

自分がゴルフを始めた頃のラウンド前の練習での話しです。

ゴルフクラブを握るのは3週間ぶり。ラウンド前の練習は芝から打てるため、ショートアイアンからショット練習を始めます。

ボールの10cm以上、手前をダフりボールが5~10ヤードしか飛びません。

25球あるボールでまともに当たったのは、たった3球だけ。残りのボールはシャンクとダフりのオンパレードでした。

あまりの調子の悪さにドライバー練習ができず、ショートアイアンと7番アイアンしか打てませんでした。


直前練習のイヤなイメージを引きずりながら、いざスタート。

開き直り7割の力感のスイングで打ったら普通にボールに当たります。

「練習での調子の悪さは何だったんだ!」と不思議に思いました。

よく考えてみると、力みすぎていたのが原因でした。


当時はボールに当たらなくなるのは恒例で、ゴルフの調子の波が極端でした。


自分はバックスイングをコンパクトにする、スイングスピードを2割ほど落とす方法で対処していました。


10人ゴルファーがいれば、10通りのスイングがあります。
人それぞれスイングのクセや特徴が違うため、自分に適した練習方法を試してください。


ゴルフは基本が大切。クラブの唯一の接点であるグリップの握り方やアドレスはボールを打つ上で最重要です。

自己流のゴルファーは、第三者のレッスンプロに見てもらうことをオススメします。

まとめ

ボールに当たらない原因

  • 正しいアドレス(構え方)ができていない
  • 体が上下しブレすぎている
  • 体が左右にブレすぎている
  • 力んだスイングになっている

ボールに当たらなくなったときの6つの対策

ラウンドでぶっつけ本番は難しいので、練習で試します。

調子が悪いときに知っていると、ラウンド前の不安要素が軽減されます。

ボールに当たらない原因を追求し、課題を持って練習します。

下記の6つの対策を試して、ミート率が上がったてきたら徐々にスイング幅を大きくします。


ボールに当たらなくなるときは、突然やっています。


日頃の練習で凡事徹底ではないが、基本練習の重要性がわかります。

ゴルフの調子が悪くなったら基本に戻りましょう。

ボールに当たらなくなったときの

  • クラブを短く握る
  • アドレスのスタンス幅を肩幅くらいにする
  • ベタ足スイング
  • バックスイングをコンパクトにする
  • スイングスピードを3割ほど落とす
  • コック・ヒンジを使わないでスイングしてみる