打球事故を起こさないための3つの心得【ゴルフ】 - AKI BLOG

ゴルフマナー

打球事故を起こさないための3つの心得【ゴルフ】

ゴルフ場で同伴者やコンペ仲間が、不運にも打球事故に遭遇してしまったことはないでしょうか?


打球事故は被害者になっても加害者になっても地獄感を味わいます。不可抗力の事故もありますが、打球事故はマナーを守れば未然に防ぐことも可能。打球事故を起こさないための3つの心得を紹介します。


本記事を参考にすれば、打ち込みのトラブルや打球事故の対処法の悩みを解決します。

過去に打球事故で救急車に搬送されるケースや殴り合いのケンカに発展した場面に出くわしたことがあります。当事者ではないにしろ、精神衛生上で良いものではありません。


本記事を一読していただければ、打球事故を回避するコツを解説します。

後続組が複数回の打ち込みする場合、どのように対処すればいいでしょうか?
直接当人に伝えるのは、トラブルの元です。

打球事故が起きるケース

打球事故は、ミスショットしたボールが飛んでいった先にいる方に当たるものです。
以下の3つが大半ではないでしょうか?

  • 隣のコースから打ち込まれる
  • プレーヤーの前に出て当たる
  • 乗用カートを先に進めすぎて後続組に打ち込まれる

上述のような打球事故は①以外未然に防げます。

打球事故を起こさないために自分自身の飛距離を把握しておく必要があります。
前の組にボールが届いていなくても、前のプレーヤーがボールの着弾音を聞いて後ろを振り向いた時は注意する必要があります。


打ち込みの可能性大です。はっきりした打ち込みの定義はありませんが、前の組がショットして移動しはじめ、十分な距離が空いてから打つべきです。「近くまで飛びそうだから打たない」と考えましょう。

打球事故を起こさないための3つの心得

「ファー」の声を聞いたら、頭部を両腕で覆いしゃがみ込みます。
決して振り向いては行けません。


ボールが飛んでくる可能性もあります。頭部を両腕で覆い、5秒ほどボールが近くに飛んでくるまで身を守ります。


万が一ボールが当たったとしても、頭部から下であれば大ケガになりにくいです。
以下では打球事故を起こさない心得を紹介します。

ショットするプレーヤーの前に出ない

同伴者がショットを打つ場合、それより前に出ないようにしましょう。


不意なミスショットでボールが飛んでくる可能性があります。
やむを得ず前方で待機する状況では、必ずショットするプレーヤーのボールの行方を確認します。


ボール探索中に自分にボールが飛んでくるかもしれません。打球事故が起きないようにショットするプレーヤーは、前方のゴルファーに「打ちます!」と宣言してから打ちましょう。

基本のマナーはショットするプレーヤーの前に出てはいけません。前方で待機するプレーヤーは「非常に危険である」と認識しましょう。


安全にプレーするためにはショットするプレーヤーの前に出る行為は避けるべきです。

同伴者がショット待ちの状態で、乗用カートを前方に動かす

前方のプレーヤーが死角になるドックレッグやブラインドコースが存在します。


コースには信号機が設置・GPSナビゲーションで前組の乗用カートまでの距離を把握できるようになっています。
前方の組がどこまで進んだのか安全確認してからプレーしましょう。


また打ち込みをされないために、同伴者同士で乗用カートを注意して動かす必要があります。

例えば前方が見えないホールで、乗用カートを前方に進めた場合です。


同伴者がショット待ちの状態でカートが動いたら、後続組は前方に移動し安全と判断してショットを打ってきます。
逆に前方に進んでいるにもかかわらず、カートを置き去りにするのも迷惑になります。


ショートホールでは、前の組がホールアウトし乗用カートに向かっている途中で打つゴルファーがいます。

前の組がカートに乗り、安全を確かめてから打つようにしましょう。


ミスショットで引っかけて左に飛んでいくボールは大変危険です。
自分の組もカップインしたら、すみやかにグリーンを空けましょう。

隣のコースに打ち込んでしまった時の注意点

ミスショットで左右にボールが飛ぶのはしかたがありません。


隣のコースに打ち込みをしてしまった場合、大声で知らせる必要があります。知らせるのはプレーヤー本人でなく同伴者でもOKです。「ファー」注意喚起を発声します。


ホールでプレーしているゴルファーにプレーの優先権があります。そのホールでプレーするゴルファーを差し置いて、ボールを取りに行くのはマナー違反です。全員が打ち終わるまで待ちます。

そのホールでプレーするゴルファーが打ち終わってから、「失礼します」と声をかけた上でボールを取りに行くのがマナーです。


たまに見かけますが、プレー中に無言でボールを取りに来るゴルファーがいます。他人の敷地の庭に勝手に侵入するのと何ら代わりありません。打球事故にもつながる危険な行為です。

ティーイングエリアで待機している場合、「ホールに入ってもいいですか?」と確認した上で先にプレーさせてもらうのはOKです。


逆に自分たちがショット待ちの場合、隣からの打ち込みの方で、ホールに入るタイミングが判断できずモジモジしているゴルファーがいます。そんな時は「お先にどうぞ!」と声をかけてあげましょう。


打ち込んだゴルファーは、自分がプレーしているコースにボールを戻すことが肝心です。

狭いスペースを狙ったり、高い木が立ちはだかっている上を狙ったリスキーなショットはミスを重ねます。

隣のホールにお邪魔し、優先権のあるプレーヤーに迷惑をかけていることを考えます。


イチかバチかのショットや自分の技量にあった安全なリカバリーショットを選択しましょう。リカバリーショットとはミスショットの後にうまく切り抜けるためのショットです。

打ち込んだ、打ち込まれた時の対処法は?

距離や風を読み違えなどで、前の組に打ち込んだと分かったらなるべく早く謝罪しましょう。

できれば打ち込んだ組の近くまでいき、脱帽して「申し訳ありません」ときちんと謝ります。
先延ばししたり、とぼけたりすると後々トラブルに発展する可能性もあるので気をつけましょう。


一方で後続組に打ち込まれた場合、後続組に手を振って「打ち込み注意」に気づいてもらうことです。

注意を促しても改善されず複数回の打ち込みする場合、意図的にやっているか、威嚇しているかのどちらかです。

無線でキャディーマスター室に連絡し、キャディーマスターに対応してもらいましょう。


直接のやりとりするのは、同伴者の精神衛生上に良くありません。キャディーマスターに対応してもらうことで、カドが立たなくトラブル回避にもなります。

打球事故の対処法は?

故意でないにしても、自分が他のゴルファーにボールを当てた場合はどうすれば良いのでしょうか?


まずは当てた相手に謝罪し、相手に問題なかったとしてもゴルフ場に報告します。


相手が病院の治療費を請求された場合、ゴルフ場から事故証明書を出してもらい保険で対応する場合があります。相手の連絡先を聞いておくことも大切です。


緊急の場合、キャディーマスター室に乗用カートの無線で連絡します。

間違っても救急に直接連絡するのはやめましょう。搬送する際、キャディーマスター室が把握していないとトラブルの元です。

打球事故が起こさないための3つの心得【ゴルフ】のまとめ

打球事故は打つプレーヤーだけが注意すれば良いというものではありません。


同伴者同士で打球事故につながりそうな行為をなくすべきです。
被害者になればその日のゴルフは中止になり、加害者は重大な責任がのしかかります。


どんな理由があっても打ち込みを正当化はできません。


石の塊のような硬いゴルフボールがヘッドスピード「40m/s」は時速144キロのスピートで飛んできます。
人間の頭部に直撃したら大惨事です。


打球事故の加害者、被害者にならないためにもマナーを守り、安全にプレーしましょう。