ゴルフを始めるキッカケは、友人や会社の仲間から誘われることが多いでしょう。
「ゴルフに誘われたけど、同伴者に迷惑をかけないだろうか?」
ゴルフ経験ゼロの初心者は、一体何から始めれば良いかわかりません。
本記事はこれからゴルフを始める初心者に向けて、コースデビューまでの準備と手順を具体的に解説します。
コースデビューまでに、必要な道具や事前準備が不可欠です。ゴルフ初心者のコースデビュー前は、不安材料しかありません。
ゴルフ初心者が「ゴルフは何から始めればいいの?」の漠然とした悩みを解決します。
本記事を一読していただき、コースに出る前の最低限の準備や覚えることの手順を理解できます。
ゴルフ初心者が、コースデビューを安心して目ざしてもらえる手助けになれば幸いです。
ゴルフ初心者が、コースデビューまでに「何を準備したら良いのか?」の漠然とした悩みを解決します。
ゴルフは運動神経や球技経験がなくても大丈夫です
ゴルフは高齢になっても、健康でコースで歩けさえすればできるスポーツです。
筆者も会社の同僚に誘われたのがキッカケです。
最初は「同伴者に迷惑をかけない程度にゴルフできれば良いや」と低いマインドレベルから始めました。
しかしフタを開けてみたら、ゴルフの魅力に取りつかれハマってしまいました。
結論から言うと、ゴルフは段階を踏んで基礎から練習すれば上達できます。
ゴルフは運動神経や球技経験があるに越したことはありません。
しかし個人差はありますが、目標を持って地道に練習を繰り返せばレベルアップします。
コースデビューまでの大まかな手順
コースデビューまでの大まかな手順を解説します。
ゴルフは「紳士淑女のスポーツ」と言われ、マナーやルールと覚えることが多くあります。
しかしマナーやルールなどを知っているのに越したことはないが、徐々に学んでいけば問題ありません。
コースデビューまでの大まかな手順を、後述で詳しく説明します。
コースデビューまでの手順
- ゴルフスクールに通うことを検討する
- ゴルフ用品をそろえる
- ゴルフ練習場でレッスンの復習をする
- いきなり本コースデビューに不安なゴルファーは、ショートコースなどで練習する
- 当日のコースデビュー
ゴルフスクールに通うことを検討する
ゴルフ練習場のスクールやスタジオで、ティーチングプロの第三者にレッスンを習うことをオススメします。
自己流で練習するより、基礎から丁寧に教えてもらうほうが早く上達し近道です。
ゴルフの自己流は、悪いクセがつく弊害があり上達の遠回りになる可能性があります。
ゴルフを教わることはレッスン費用が発生しますが、プロにゴルフ全般の悩みを相談でき安心です。
ゴルフの悩みを相談する
- ゴルフのマナーやルールブック内容の疑問点を質問する
- 新しいクラブを購入する際は、ギアのアドバイスをもらう
- ショットの方向性が悪いなどスイングの悩みを解決する
ゴルフスイングは千差万別で、個人に合った練習方法やスイング分析をしてもらえます。
ゴルフスイングの悪い癖は自分で直せないため、第三者であるレッスンプロに教わりましょう。
自分で試行錯誤を繰り返しスイング改善できるのも素晴らしいですが、時間とお金がかかります。
ゴルフスクールには同じ趣味の目的で教わりに来ているゴルファーが多くいます。
同じコミュニティの趣味を通じて、新たに交流する仲間が増えます。
ゴルフスクールによっては、体験レッスンを実施しています。
さまざまなゴルフスクールがありますので、いくつかの体験レッスンを受けます。
体験レッスンを受けた中で、自分の気に入ったスクールに通うことをオススメします。
コースデビューまでにゴルフに必要な7つのアイテムをそろえる
ゴルフ初心者が、練習場でゴルフを始める前はレンタルという手段もあります。
しかしコースデビューが前提の場合、ゴルフ道具をそろえる必要があります。
予算的に厳しくそろえられない場合、ゴルフクラブやウェアのレンタル会社も存在します。
ラウンド中に同伴者からクラブの貸し借りができないため、自分専用のゴルフ道具をそろえなければなりません。
ラウンド時に必要なゴルフ用品を紹介します。
①自分に最適なゴルフクラブを選ぶ
コースデビューするなら、自分のゴルフクラブはそろえましょう。
最新クラブをそろえると、高額になるため最初は中古品が良いでしょう。
中古クラブでも、一式そろえると5~10万円以上と価格がピンキリです。
クラブを決める際に、さまざまな選択をしなければなりません。
クラブの選択肢
- シャフトの硬さの好み
- グリップの太さ
- ヘッドの形状
- ゴルフメーカーなど
ゴルフクラブの試打で判断しますが、最初は好みがわからないため迷います。
クラブ購入の際は、ゴルフ経験者やレッスンプロにアドバイスをもらってから購入しましょう。
高額クラブを購入しても自分に合わないクラブでは、短期間に買い換えをしたくなる可能性もあります。
ゴルフクラブは、キャディーバッグの中にパター含めて14本まで入れられます。
最初はフルセットの14本をすべてそろえる必要はありません。
始めは10本そろえてから、必要に応じてクラブを買い足しましょう。
②好みのキャディーバッグを選ぶ
ゴルフ場ではクラブを収納するキャディーバックが必須です。
ゴルフ場の乗用カートに、キャディーバッグごと積み込み持ち運びのために不可欠。
頑丈で壊れにくいカート型と持ち運びに便利なスタンド型の2種類があります。
各ブランドでデザイン、大きさ、形状などさまざまな種類がラインナップされています。
男性や女性用がありますが、自分の好みで選択しましょう。
こだわりがなければ、中古品で購入したり知人から譲り受けたりするのも良いでしょう。
ゴルフクラブとセットになっているキャディーバッグがあれば、比較的値段もお得な傾向があります。
③ゴルフ専用シューズを選ぶ
ゴルフ場でプレーするときは、ゴルフ専用シューズが必要です。ゴルフシューズは2つのタイプがあります。
ゴルフシューズは、どちらのタイプもゴルフ場で使用可能。
ゴルフシューズは、値段とデザイン、履き心地、ゴルフウェアとの相性など好みで選びます。
ゴルフシューズには2種類のタイプ
- シューズのソール部分にスパイクびょうの付いたソフトスパイク
- ソールの形状で凹凸があるスパイク
④消耗品であるゴルフボールは安価のものを購入
ゴルフ初心者はOBやロスト、池ぽちゃなどボールを紛失することが多いため、安価で販売されているボールを使いましょう。
ゴルフボールは、ロストボールの中古品を使用するのもアリです。
林やラフにボールが飛んだときに、ボールを探索しやすい色付きボールがオススメです。
私はゴルフボールのセール時に、まとめて3~5ダース購入します。
⑤ゴルフウェアを用意する
ゴルフウェアは、ゴルフショップで販売されている好みのブランドを選びましょう。
費用をかけたくない場合は、ファストファッションのユニクロやワークマンのゴルフ向きのウエアを検討しましょう。
ユニクロは、プロゴルファーのアダム・スコット選手(オーストラリア)が共同開発し自ら着用するゴルフウェアがあります。
ゴルフメーカーのウェアでもゴルフ場のドレスコードに触れるウエアがあるので注意が必要です。
プレーするゴルフ場がわかれば、ホームページでドレスコードを確認します。
ドレスコードは、利用するゴルフ場のマナーやルールに従います。
⑥ゴルフ小物を用意
ゴルフ用品はさまざまなグッツがあるので、自分の好みで選びましょう。
ラウンド時に必要 |
補足説明 |
ボストンバッグ |
帰りの着替えや荷物を入れるボストンバッグ(トートバッグ) |
ゴルフキャップ(帽子) |
サンバイザーやキャップなど好みで選びましょう 打球事故の安全面、日射病対策のために必要 |
ゴルフグローブ |
手の大きさに合った自分の好みで選びましょう |
ティーペグ |
ドライバー用(ロングティー)とアイアン用(ショートティー)を各10本程を用意し、キャディーバックやプレー中はポケットに入れておきましょう |
ゴルフマーカー |
グリーン上にのったボールに目印をする |
グリーンフォーク |
グリーンのボール落下の跡(ピッチマーク)を直す |
⑦持っていると便利アイテム
ラウンド中に持っていると便利なものとなってますが、今や距離計測器は必需品と言っても過言ではありません。
距離を確認するには、自分のボール地点から乗用カートのGPS頼りです。
そのため距離感を、乗用カートの距離を加味した自分の感覚で判断することになります。
コース攻略の観点からも、スコアアップにも大きく影響します。
他のアイテムは、用意ができれば準備しましょう。
持っていれば便利なもの |
補足説明 |
距離計測器 |
グリーンまでの距離を計測する機器 セルフプレーが多いためあると便利 スマホのiPhoneで距離を測れる |
スコアーカウンター |
何回打ったのか忘れてしまった時の便利アイテム スコアを数える時に便利 |
ボールケース |
ラウンド中に予備のゴルフボールを常時 |
ラウンドバッグ |
飲料や飴、日焼け止め、スマホなどラウンド中に |
打ちっぱなし(ゴルフ練習場)で練習をする
初心者ゴルファーは、アプローチ、ショートアイアンを中心に練習することをオススメします。
ドライバーから一通りのクラブを練習し、ある程度ボールが前に飛ぶようになればコースデビューも近いでしょう。
一通りのクラブがどのくらいの飛距離が出るか把握しましょう。
(ゴルフ練習場で使用ボールはレンジボールと呼ばれ、コース用のボールより約10~15%飛ばない設計)
自己流で練習する大半のゴルファーが、コースで使用頻度の少ないドライバーを多く練習します。
ショートアイアンやアプローチを中心に練習しましょう。
YouTubeのレッスン動画やゴルフ雑誌でゴルフを研究するゴルファーがいます。
ゴルフ初心者には情報量が莫大のため、取捨選択ができません。
決して情報が間違いとは言いませんが混乱の素です。
ゴルフ初心者が、コンテンツの内容を間違って解釈している場合もあります。
ゴルフレッスンに定期的に通い、教えてもらったことを愚直に練習することが上達への近道です。
ゴルフ練習場は、地域や施設の状況により独自のシステムが違います。
打席代、照明代、ボール1球○○円の料金体系、90分打ちっぱなしだけの料金などさまざまです。
自宅周辺のゴルフ練習場のホームページでリサーチし、気に入った練習場に行きましょう。
本コースデビュー前に不安な方は、5つの予行練習を試してみる
本コースデビュー前の不安要素を払拭する予行練習のオススメは、ショートコースと薄暮のハーフプレーです。
自宅から近いショートコースや薄暮ハーフプレーを行っているゴルフ場を検索しましょう。
①ショートコースで実際のゲーム感覚を養う
本コースより距離は短い小規模のゴルフ場ですが、実践的な練習ができます。
日頃の練習でできないバンカーや傾斜地、芝生の上からボールを打つことが可能です。
打ちっぱなし(ゴルフ練習場)では、ショットの精度を上げる練習がメインです。
ショートコースではピン(グリーン上にカップ位置を示す目印の旗)が立っていて、実践さながらのアプローチ練習ができます。
ショートアイアンやウェッジの距離感を養うよい練習です。
スコアメイクには、ショートゲームのアプローチとパター上達が重要なことを実感します。
②シミュレーションゴルフを活用する
本番のゴルフ場でのラウンドとは違いますが、ゴルフゲームの全体的な流れをつかむには良いでしょう。
以前コースデビューのゴルファーと一緒にラウンドした話しです。
同伴者と平均スコアやゴルフ関連の話しをしていました。
筆者だけ初対面のコースデビューの彼は「セント・アンドリューズで90切りました」と突然話し始めました。
「スコットランドのゴルフ発祥の地として有名なあのセント・アンドリューズですか?」と筆者は彼に聞き直しました。
良く話しを聞いたら、シミュレーションゴルフのスコアというオチでした。
スコアを同伴者から聞かれ、シミュレーションゴルフのスコアを言うゴルファーに会うのは2人目です。
実際のコースデビューの彼のスコアは、130以上だったと思います。
同伴者には、「最初はこんなものだよ」とか「僕のボーリングのスコアと同じぐらいだ」と茶化されていました。
③室内のインドア練習場
打ちっぱなし(ゴルフ練習場)と違い、室内のインドア練習場は冷暖房完備になっています。
加えてスイング解析機や弾道計測器が導入されていて、科学的な数値に基づいて自分のスイングを改善します。
打ちっぱなし練習場では、飛距離やボールの方向性に意識が向きがちですが、インドア練習場は自分のスイングにフォーカスできます。
室内インドア練習場は、自分のスイングを目視しながらスイング改善に取り組めます。
④レッスンプロにラウンドレッスンを依頼する
予行練習でなくコースデビューになりますが、レッスンプロのアドバイスを受けながら実際のコースでラウンドをします。
質問すればマナーやルール、コース攻略、ショット改善などのゴルフに関する内容を解説してくれます。
実際のプロゴルファーのショットを、間近で見れるチャンスです。
自分のプレーをプロがサポートしてもらえるので、安心してラウンドできます。
ラウンドレッスンに興味のあるゴルファーは、レッスンプロに費用面や日程を相談してみましょう。
ラウンドレッスンを受けると、今後のゴルフ練習の課題や目標の方向性が明確になると思います。
⑤午後からの薄暮ハーフプレーに行く
実際のラウンドは1日がかりですが、午後からの薄暮ハーフプレーは9ホールをラウンドします。
値段もお手頃でラウンドできるため、ゴルフで1日つぶせない時間のないゴルファーにはオススメです。
定期的なラウンドでのプレーと、ゴルフ練習場での正しい練習がゴルフ上達に役立ちます。
打ちっぱなし練習場だけの練習では、ゴルフ上達の目的意識が薄くなるため定期的なラウンドは必要不可欠です。
ゴルフのマナー&ルールを学ぶ
ここではマナー&ルールは非常に大切です。
同伴者やゴルフ場関係者、周囲のゴルファーに不快感を与えないように最低限のことは覚えておく必要があります。
お互いが気持ちよくプレーできるようにルールブックや下記の記事で学習しましょう。
ゴルフ初心者は、徐々にマナー&ルールを覚えましょう。
コースデビューまでの期間は、個人差があります
コースデビューのゴルフは、練習通りの成果を出せないゴルファーが大半です。
ゴルフ初心者は100切り目標を目ざして、ラウンドとゴルフレッスン、練習で日々精進しましょう。
ゴルフの仲間同士でスコアを競い合うのも、ゴルフ上達や練習する原動力につながります。
1日でも早くコースデビューを果たし、ゴルフ初心者から脱出しましょう。
コースデビューまでの期間は、1~2カ月を目処とする
個人差はありますが、週1~2回の練習で2カ月目でコースデビューできるように目ざします。
コースデビューまでの最初は、週1回のゴルフレッスンと自主練習1~2回できるようにゴルフ練習に時間を作ります。
コースデビューできる条件は、空振りせずに7割程度ボールが前に飛ぶ
コースデビューできる条件のスキル目安として、以下の内容を参考にします。
あくまでも筆者の主観ですが、同伴者やキャディさんがフォローできれば以下の内容に該当しなくてもコースデビューが可能です。
コースデビューできる条件
- 1通りのクラブが7割程度ボールに当たり、前に飛べばOK
- 頻繁に空振りをしない
- ウェッジで10~30ヤードのアプローチを転がして寄せる
- パターマットで2m前後の距離を打てる距離感を養う
- 大まかなマナー&ルールを知っている
コースデビューを無理にした結果、実際のコースで以下の内容が予想されます。
同伴者や周囲のお客様、ゴルフ場にスロープレーで迷惑がかかり、コースデビューの本人もゴルフを楽しめない状況です。
コースデビューを無理にする結果
- スロープレーになり、後続組に迷惑をかける懸念がある
- グリーンに乗らず、周辺で行ったり来たりしてゲームが進行しない
- パッティングの距離感がトンチンカンでカップに入らずスロープレーになる
- 同伴者とゴルフ技術が乖離(かいり)しすぎていて、ゴルフが嫌いになるなど
ゴルフ経験ゼロの練習なしでコースデビューするのは、オススメしません
ゴルフ経験がなく練習しないでコースデビューするのは、絶対にオススメしません。
同伴者やゴルフ場に迷惑がかかる可能性大です。
ショットで頻繁にボールが大きく曲がる場合、コースデビューは控えます。
ゴルフ経験ゼロの方は同伴者と疎外感を抱き、ゴルフを全く楽しめない可能性が高いです。
まとめ
ゴルフに必要なアイテムをそろえる
ゴルフ経験者やレッスンプロに相談しましょう。
ゴルフスクールに通うことを検討する
ゴルフ初心者は、ゴルフライフが充実するようにレッスンプロに教わりましょう。
ゴルフは自己流で上達するのは困難です。第三者から教わることで、遠回りせず上達できます。
打ちっぱなし(ゴルフ練習場)で練習する
ドライバーとアイアンクラブで、ある程度ボールに当たるレベルになるまで練習しましょう。
何度も繰り返しますが、ゴルフスクールで教わるのが上達の近道です。
ショートコースで練習する
バンカーショットや傾斜地、アプローチの打ち方を練習する。打ちっぱなしでは、できない練習を重点的にしましょう。
ゴルフのマナー&ルールを学ぶ
ゴルフの技術的なことより、大切なことがマナー&ルールです。マナーとルールを知っていることで自分のプレーの助けになります。
お互いが気持ちよくプレー出来るようにゴルフのルールブックで学習しましょう。